RHEL7/CentOS7が重要カーネルセキュリティアップデートをリリース【CVE-2019-14821/CVE-2019-15239】

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RHEL7(Red Hat Enterprise Linux7)とCentOS7が対象となる
重要なカーネルセキュリティアップデートのアナウンスがされています。
RHSA-2019:3979 - Security Advisory
Red Hat Enterprise Linux 7 and CentOS 7 Receive Important Kernel Security Update

対象となる脆弱性

対象となる脆弱性は下記になり、それを修正します。
CVE-2019-14821
CVE-2019-15239

これらの脆弱性は、潜在的な権限昇格、カーネルパニック、情報の不正改ざん、
不正取得、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされるなどの危険性があります。



修正方法

RHEL7及び、CentOS7のカーネルを
3.10.0-1062.7.1.el7.x86_64」にアップデートすることで修正されます。
また、今回の件に付随して複数のバグ修正も行われます。
アップデート後は、システム再起動が必要になります。
アップデートを行う際は、必ずテスト環境などの
影響のない環境で事前の動作検証を行った上で
本番環境のアップデートを実施してください。

カーネルアップデート手順

下記手順を実施することで、カーネルアップデートが行えます。
2019年12月9日現在に実施すると、
3.10.0-1062.7.1.el7.x86_64」よりも新しい
3.10.0-1062.9.1.el7.x86_64」がインストールされます。

# uname -r  ←カーネルのバージョンを確認します。 3.10.0-1062.4.3.el7.x86_64 # yum update ←アップデートを実行します。 # shutdown -r now  ←システムを再起動します。 # uname -r   ←システム再起動後、再度ログインを行い、カーネルのバージョンを確認します。 3.10.0-1062.9.1.el7.x86_64  ←「3.10.0-1062.9.1.el7.x86_64」がインストールされます。


より詳しいCentOS7アップデート手順は、下記を参照してください。
CentOS7バージョンアップ手順


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