CentOS8とCentOS7の違い、変更点のまとめ


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2019年9月24日、CentOS8がリリースされました。
これまでのCentOS7との違いはどこにあるのでしょうか?
興味があったのでまとめてみました。

パフォーマンスが向上

開発者のツイートでは、 「EPYC 7742 2P」で38%、「Xeon Platinum 8280 2P 」で33%の向上が確認出来たそうです。また、こちらの記事の検証では、約10%のパフォーマンス向上が認めらたそうです。


yumコマンドからdnfコマンドへ

RPMパッケージ管理に欠かせないyumコマンドが、dnfコマンドに変更になります。
正確には、yumコマンドの中身が変更になると言ったほうが良いでしょう。
dnfコマンドは、Fedoraで採用されてるコマンドになり、 Python3ベースで
作られています。(yumは、Python2ベース)
CentOS8でもyumを利用できますが、内部的にはdnfが呼び出されます。

iptablesからnftablesへ

ファイアウォール機能がiptablesからnftablesに変更になります。
現在の所、精度は不明ですが設定移行コマンド(iptables-restore-translate )も
実装されています。また、CentOS8に別途「iptables-services 」を
インストールすることでiptablesの利用が可能です。
CentOS7から採用されたfirewalldですが、
バックエンドではiptablesが動作していましたが、
CentOS8からは、firewalldのバックエンドもnftablesになっています。
つまり、firewalldを利用すれば、iptables、nftablesを意識する必要はなさそうです。

NTPからChronyへ

CentOS8では、時刻同期ソフトウェアがntpではなくなり、
Chronyのみのサポートとなります。

CentOS Streamとは

新機能重視のFedoraと、安定性重視のRHELの間に位置づけられ、Fedoraで実装されている新技術をRHELより先に導入、あるいはRHELの次期マイナーリリースで実装予定のコードを含めることなどが予定されています。また、多くユーザーや開発者の意見を取り入れようとする新たな試みになります。

CentOS8の大まかな変更点

・CentOS7と比較して、パフォーマンスが向上している。
・yumコマンドからdnfコマンドに変更される。
・iptablesからnftablesに変更される。
・ntpからChronyに変更される。

CentOS8のリリースノート

更に詳しい変更点などは、CentOS8のリリースノートをご確認ください。


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