「yum updateを実行しても大丈夫? サーバーが起動しなくなったりしない?」
OSのバージョンアップは、セキュリティパッチの適用やバグ修正のために定期的に行う必要があります。しかし、手順を誤るとシステムが起動しなくなるリスクもあります。
この記事では、CentOS 7のバージョンアップ手順と注意点を解説します。
yum updateの実行方法、カーネルをアップデート対象から除外する方法、事前のバックアップとテスト環境での確認手順まで、安全にバージョンアップするために必要な知識をまとめました。
※ CentOS 7は2024年6月30日にEOL(サポート終了)となりました。新規構築ではAlmaLinuxやRocky Linuxへの移行を推奨します。本記事はCentOS 7環境の保守・運用を行っている方向けの手順です。RHEL 9系(AlmaLinux 9/Rocky Linux 9)では
dnf update コマンドを使用してください。・
yum update でCentOS 7のパッケージを一括アップデートできる・本番環境の実行前はテスト環境で事前確認とバックアップが必須
・カーネルは除外してアップデートするのが安全
・CentOS 7はEOL済み。新規構築はAlmaLinux/Rocky Linuxを推奨
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
バージョンアップ前の確認
1. 現在のOSバージョンを確認する
# OSバージョンの確認 $ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)
2. カーネルバージョンを確認する
# カーネルバージョンの確認 $ uname -r 3.10.0-1160.el7.x86_64
【重要】実行前の注意事項
1. 必ずテスト環境で事前確認する
本番サーバーでいきなりyum updateを実行しないでください。アップデートによってアプリケーションやサービスに不具合が発生する可能性があります。必ずテスト環境(壊れても問題ない環境)で事前に動作確認を行ってください。2. バックアップを取得する
最低限、以下のバックアップを取得してから実施してください。・設定ファイル(/etc配下)
・データベースのダンプ
・Webコンテンツ
・可能であればサーバー全体のスナップショット
バージョンアップの手順
1. カーネルをアップデート対象から除外する
バージョンアップ時のトラブルの多くは、カーネルアップデートが原因です。まずカーネルを除外して、他のパッケージだけをアップデートするのが安全な方法です。# /etc/yum.confにカーネル除外設定を追加 # vi /etc/yum.conf [main] # 以下の行を追加 exclude=kernel*
2. yum updateを実行する
# アップデート可能なパッケージを確認(実行はしない) # yum check-update # アップデートを実行 # yum update
yum check-update で事前にアップデート対象を確認してから実行するのが安全です。3. アップデート後の確認
# OSバージョンを再確認 $ cat /etc/redhat-release # サービスの動作確認 # systemctl status httpd # systemctl status postfix
RHEL 9系(AlmaLinux / Rocky Linux)でのアップデート
RHEL 9系ではyumの代わりにdnf を使用します。# RHEL 9系でのアップデート # dnf check-update # dnf update # カーネルを除外する場合 # dnf update --exclude=kernel*
本記事のまとめ
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| OSバージョンを確認 | cat /etc/redhat-release |
| カーネルバージョンを確認 | uname -r |
| アップデート可能なパッケージを確認 | yum check-update |
| パッケージをアップデート | yum update |
| カーネルを除外してアップデート | yum update --exclude=kernel* |
| RHEL 9系でアップデート | dnf update |
OSアップデートで「サーバーが起動しなくなった」経験はありませんか?
バージョンアップは手順を誤ると取り返しのつかない状況になります。事前確認・バックアップ・テスト環境の活用が鉄則です。
ネットの切れ端の情報をコピペするだけでなく、現場で通用する安全なLinuxサーバー構築の「型」を体系的に身につけたい方へ、『Linuxサーバー構築入門マニュアル(図解60P)』を完全無料でプレゼントしています。
「独学の時間がもったいない」「プロから直接、現場の技術を最短で学びたい」という本気の方には、2日で実務レベルのスキルが身につく【初心者向けハンズオンセミナー】も開催しています。
3,100名以上が実践した「型」を無料で公開中
プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
その「型」を図解60Pにまとめた入門マニュアルを、完全無料でプレゼントしています。
登録10秒/合わなければ解除3秒 / 詳細はこちら
- 次のページへ:CentOS7でfirewalldの確認と停止(ファイアウォール)
- 前のページへ:CentOS7のNICをCentOS6系のeth0にする方法|net.ifnames=0の設定手順
- この記事の属するカテゴリ:CentOS7・Linuxtips・サーバー管理・システム管理・セキュリティへ戻る

無料メルマガで学習を続ける
Linuxの実践スキルをメールで毎週お届け。
登録は1分、解除もいつでも可。
登録無料・いつでも解除できます