CentOS 7のバージョンアップ手順|yum updateの実行方法と注意点

宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
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「CentOSを最新バージョンにアップデートしたいけど、手順と注意点を確認したい」
「yum updateを実行しても大丈夫? サーバーが起動しなくなったりしない?」
OSのバージョンアップは、セキュリティパッチの適用やバグ修正のために定期的に行う必要があります。しかし、手順を誤るとシステムが起動しなくなるリスクもあります。

この記事では、CentOS 7のバージョンアップ手順と注意点を解説します。
yum updateの実行方法、カーネルをアップデート対象から除外する方法、事前のバックアップとテスト環境での確認手順まで、安全にバージョンアップするために必要な知識をまとめました。

CentOS 7は2024年6月30日にEOL(サポート終了)となりました。新規構築ではAlmaLinuxやRocky Linuxへの移行を推奨します。本記事はCentOS 7環境の保守・運用を行っている方向けの手順です。RHEL 9系(AlmaLinux 9/Rocky Linux 9)では dnf update コマンドを使用してください。
【この記事でわかること】
yum update でCentOS 7のパッケージを一括アップデートできる
・本番環境の実行前はテスト環境で事前確認とバックアップが必須
・カーネルは除外してアップデートするのが安全
・CentOS 7はEOL済み。新規構築はAlmaLinux/Rocky Linuxを推奨

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バージョンアップ前の確認

1. 現在のOSバージョンを確認する

# OSバージョンの確認 $ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.9.2009 (Core)

2. カーネルバージョンを確認する

# カーネルバージョンの確認 $ uname -r 3.10.0-1160.el7.x86_64

【重要】実行前の注意事項

1. 必ずテスト環境で事前確認する

本番サーバーでいきなりyum updateを実行しないでください。アップデートによってアプリケーションやサービスに不具合が発生する可能性があります。必ずテスト環境(壊れても問題ない環境)で事前に動作確認を行ってください。

2. バックアップを取得する

最低限、以下のバックアップを取得してから実施してください。

・設定ファイル(/etc配下)
・データベースのダンプ
・Webコンテンツ
・可能であればサーバー全体のスナップショット

バージョンアップの手順

1. カーネルをアップデート対象から除外する

バージョンアップ時のトラブルの多くは、カーネルアップデートが原因です。まずカーネルを除外して、他のパッケージだけをアップデートするのが安全な方法です。

# /etc/yum.confにカーネル除外設定を追加 # vi /etc/yum.conf [main] # 以下の行を追加 exclude=kernel*

2. yum updateを実行する

# アップデート可能なパッケージを確認(実行はしない) # yum check-update # アップデートを実行 # yum update

yum check-update で事前にアップデート対象を確認してから実行するのが安全です。

3. アップデート後の確認

# OSバージョンを再確認 $ cat /etc/redhat-release # サービスの動作確認 # systemctl status httpd # systemctl status postfix

RHEL 9系(AlmaLinux / Rocky Linux)でのアップデート

RHEL 9系ではyumの代わりに dnf を使用します。

# RHEL 9系でのアップデート # dnf check-update # dnf update # カーネルを除外する場合 # dnf update --exclude=kernel*

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
OSバージョンを確認 cat /etc/redhat-release
カーネルバージョンを確認 uname -r
アップデート可能なパッケージを確認 yum check-update
パッケージをアップデート yum update
カーネルを除外してアップデート yum update --exclude=kernel*
RHEL 9系でアップデート dnf update

OSアップデートで「サーバーが起動しなくなった」経験はありませんか?

バージョンアップは手順を誤ると取り返しのつかない状況になります。事前確認・バックアップ・テスト環境の活用が鉄則です。
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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。