Linuxマスターブログ

本ブログでは、日々の活動の様子などを紹介しています。
リナックスマスターセミナーの開催報告や、メルマガ読者から頂いた
質問、配布している無料マニュアルの補足情報などを公開しています。

常日頃のチェックして頂き、最新のLinux情報及び日々の活動の様子を
ご確認頂けましたら幸いです。

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クラウドエンジニア転職|LinuxスキルがAWSで生きる理由

2026年5月10日
リナックスマスター.JPの宮崎智広です。
いつもありがとうございます。

「クラウドエンジニアに転職したいけど、AWSの資格を取るより前にLinuxを学ぶべきと言われて理由がよくわからない」
「クラウド時代だからLinuxはもう古いのでは?AWSの操作だけ覚えれば現場で通用するのでは?」

こういった疑問をよく受けます。

私はLinux現場で20年以上サーバー運用に関わってきて、現在はリナックスマスター.JPでLinuxとクラウドの両面から学習・転職支援をしています。結論から言うと、AWSの上で動いているサーバーの大半はLinuxです。

クラウドエンジニアに転職する場合、AWSのマネジメントコンソール操作だけ覚えても現場では通用しません。EC2にSSHで入ってログを調べたり、シェルスクリプトを書いたり、systemdでサービスを管理したり、結局はLinuxの基礎が問われます。「AWSさえできればLinuxは不要」は完全に誤った先入観です。

クラウドエンジニア転職|LinuxスキルがAWSで生きる理由

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サーバーエンジニアになるには|未経験Linuxからの最短ルート

2026年5月10日
リナックスマスター.JPの宮崎智広です。
いつもありがとうございます。

「サーバーエンジニアになりたいけど、未経験から最短ルートで現場に入るには何から始めればいいかわからない」
「Linuxの本やサイトを読み漁っているけど、どこまでやれば応募できるレベルになるのか基準が見えない」

こういった悩みは、未経験者からよく届きます。

私はLinux現場で20年以上サーバーを運用してきて、現在はリナックスマスター.JPでLinux未経験者の学習・転職支援をしています。受講生の中には、3ヶ月で内定を獲得する人もいれば、1年以上学習しても応募に踏み出せない人もいます。差は能力ではなく「順序」です。

最短ルートを取る人は、最初から現場で評価される項目に絞って学習し、不要な遠回りを徹底的に削っています。逆に長期化する人は、本やネット記事を順に読み進めて「全部わかってから応募する」と考えがちです。後者の方が一見まじめに見えますが、市場が求めているのは網羅性ではなく「最低限の現場対応力+伸びしろ」です。

転職全体の戦略をまだ把握していない方は、先にLinux転職の全体像はこちらから戦略の輪郭を確認しておくと、この記事の各論が立体的に理解できます。

この記事では、サーバーエンジニア未経験から現場デビューまでの最短ルートを、順序立てて解説します。

サーバーエンジニアになるには|未経験Linuxからの最短ルート

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Dirty Frag(CVE-2026-43284 / 43500)とは何か——Copy Failの暫定策が効かない理由と未パッチ期の管理者アクション

2026年5月10日
2026年5月8日(KST)、Linuxカーネルにまた新しいローカル権限昇格(LPE)の脆弱性が公表されました。

通称は「Dirty Frag」。CVE番号は2件チェーンで、CVE-2026-43284(xfrm-ESP / IPsec ESP処理)とCVE-2026-43500(RxRPC)です。発見者は Hyunwoo Kim 氏(@v4bel)。oss-security メーリングリストでの正式公開は 2026-05-08 03:56 KST。embargo中に第三者が公開コミットからn-day再構築してしまい、結果として早期公開に踏み切ったというのが今回の経緯です。

記事を書こうと決めたのは、Copy Fail(CVE-2026-31431)の続報を待っている読者が周りに何人もいたからです。Copy Fail公開からわずか9日。3週連続でLinuxカーネルのLPEが出てきている。20年以上Linuxサーバーの現場にいますが、ここまで間隔が詰まる時期は記憶にありません。

先に結論から書きます。Copy Failで打った algif_aead のブラックリストは、Dirty Frag には効きません。入口のモジュールが違うからです。「先週やったから大丈夫」と思っているサーバーは、もう一度棚卸しが必要です。

この記事のポイント
  • Dirty Frag は CVE-2026-43284(xfrm-ESP)と CVE-2026-43500(RxRPC)の2件チェーン。Linux 4.11 系以降のほぼ全主流カーネルが対象です。
  • Debian、AlmaLinux、Amazon Linux、SUSE は配布開始済(2026-05-08〜09)。RHEL と Ubuntu は本記事執筆時点(2026-05-10)で公式パッチ未配布、bulletin と CVE tracker の運用状態のみです。
  • Copy Fail で打った algif_aead ブラックリストは Dirty Frag には無効。入口モジュールが esp4 / esp6 / rxrpc に変わっています。
  • 未パッチ期に管理者がやれることは、カーネル更新最優先・必要なら esp4/esp6/rxrpc 無効化・最小権限と局所化(コンテナ隔離・SSHアクセス制限・SELinux強制)の3点に絞れます。
  • Dirty Pipe → Copy Fail → Dirty Frag。3週連続のカーネルLPE公開は、運用現場に「カーネル更新を後回しにできない時代」を突きつけています。

Dirty Frag(CVE-2026-43284 / 43500)とは何か——Copy Failの暫定策が効かない理由と未パッチ期の管理者アクション

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Linuxの教科書には書いていない現場のリアル|20年以上の運用経験で気づいた「知識」と「使える力」の差

2026年5月10日
Linuxの資格を取ったのに、いざ現場に出ると何もできない。
本で勉強したはずなのに、実際のサーバーを前にすると手が止まる。

こういう声を、セミナーの参加者から本当によく聞きます。
そしてそれは、勉強が足りないからではありません。

この記事では、20年以上Linuxサーバーを運用してきた経験から、教科書には決して書かれていない「現場のリアル」を正直にお伝えします。
知識と使える力の間にある壁を知っておくだけで、あなたの現場デビューは大きく変わります。

この記事のポイント

・資格・本で学んだ知識が現場で通用しない理由がある
・教科書が教えない「現場の空気の読み方」が存在する
・コマンドより先に身につけるべき「確認の習慣」がある
・20年の経験から導き出した「使える力」の鍛え方を解説


Linuxの教科書には書いていない現場のリアル|20年以上の運用経験で気づいた「知識」と「使える力」の差

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Linuxのパフォーマンスチューニングを始める前に知っておくべきこと|計測なき改善が現場で招く危険と正しいアプローチ

2026年5月 9日
「サーバーが遅いから、チューニングしておいてくれ」

そう言われて、とりあえずカーネルパラメータを変更し、swappinessを下げ、CPUガバナーをperformanceにしてみた——そういう経験をしたことがある方は多いと思います。

この記事では、20年以上Linuxサーバーを運用してきた経験から、パフォーマンスチューニングの「正しい入り口」を解説します。
チューニングのテクニックを覚える前に知っておくべき思考の型と、計測なき改善がなぜ現場で危険なのかをお伝えします。

この記事のポイント

・チューニングの前に「何が遅いか」を計測で特定することが絶対条件
・感覚やネット情報だけの変更は設定が複雑化し障害の原因になる
・top・vmstat・iostatの3コマンドで原因カテゴリを絞り込める
・チューニングは「変更前の状態を記録する」ことから始まる


Linuxのパフォーマンスチューニングを始める前に知っておくべきこと|計測なき改善が現場で招く危険と正しいアプローチ

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インフラエンジニアへの未経験転職|Linux系求人の見極め方

2026年5月 8日
リナックスマスター.JPの宮崎智広です。
いつもありがとうございます。

「インフラエンジニアへの転職を考えているけど、未経験でも応募できる求人をどうやって見つければいいかわからない」
「転職サイトで検索すると求人がたくさん出てくるけど、本当に未経験OKかどうか判断できない」

こういった悩みを抱えているなら、求人票の読み方に問題があるかもしれません。

私はLinux現場で20年以上エンジニアとして働き、現在はリナックスマスター.JPでLinux未経験者の学習・転職支援をしています。受講生から「求人の見極め方がわからない」「応募したけど全部落ちた」という相談を多く受けてきました。その経験から言うと、インフラ系求人には「読み方のコツ」があります。

表面上は「未経験OK」と書いてあっても実態は経験者向けの求人、逆に「経験者優遇」と書いてあっても未経験者が採用される会社というのは、実際に存在します。

まず転職活動の全体戦略を確認しておきたい方は、【まずは全体マップをチェック】Linux転職の全体像・戦略ガイドはこちらを先に読んでおくと、この記事の各論が立体的に理解できます。

この記事では、インフラエンジニア未経験転職の求人を正確に見極めるための具体的な判断軸を解説します。

インフラエンジニアへの未経験転職|Linux系求人の見極め方

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Linuxの勉強記録を続けてきた人が3年後に驚くほど差がつく理由|現役講師が語る自己振り返りの技術

2026年5月 8日
「自分が成長しているのか全然分からない」「同じエラーで何度もつまずいている気がする」
こんな悩みを、Linuxを学ぶ人からよく聞きます。

実は、伸びる人と伸び悩む人の間には、技術的なセンスより前に「ある習慣の差」があります。それが、自分の勉強記録をコツコツと残しているかどうかです。

この記事では、20年以上Linuxサーバーを運用し、3,100名以上を指導してきた経験から、勉強記録を続けることで何が変わるのかを正直にお伝えします。

この記事のポイント

・勉強記録は「後で見返す」ためではなく「書くことで理解が深まる」から続ける
・記録を続けた人は3年後に自分の成長軌跡が「資産」になる
・難しいツールは不要。テキストファイル1枚から始めて十分
・記録の書き方次第で、次の学習テーマが自然に見えてくる


Linuxの勉強記録を続けてきた人が3年後に驚くほど差がつく理由|現役講師が語る自己振り返りの技術

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未資格でもLinuxエンジニアに転職できる?書類通過率の上げ方

2026年5月 7日
リナックスマスター.JPの宮崎智広です。
いつもありがとうございます。

「資格ゼロでも本当にLinuxエンジニアとして転職できますか?」
「書類選考で何度落とされても、資格なしでは土台無理なんじゃないかと諦めかけています」

このメッセージを毎週のように受け取っています。資格なし Linux 転職を目指している方の多くが、書類段階で止まり、「やはり資格を取ってから動き直した方がいいのか」と迷い始める。

結論から書きます。資格なしでもLinuxエンジニアへの転職は現実的に可能です。ただし、「資格さえあれば通った」ではなく「書類の組み立て方が間違っていたから落ちた」ケースが、落ちている方の9割以上を占めています。私がこれまで3,100名以上の方の転職相談を受けてきた中でも、この構造は一貫しています。

この記事では、未資格インフラエンジニアとして書類選考を通過するための具体的な方法を整理します。資格を取るより先に、書類の問題を潰す。その順番を間違えないことが、遠回りしないコツです。
未資格でもLinuxエンジニアに転職できる?書類通過率の上げ方

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Linuxの勉強に実機環境は必要か|現役講師が教えるVM・VPS・実機サーバーの選び方と落とし穴

2026年5月 7日
Linuxを学ぼうと思ったとき、最初に迷うのが「どこで練習するか」という問題です。
「実機サーバーを買うべきか」「VirtualBoxで十分か」「VPSを借りるべきか」——環境選びで迷って、学習が始まる前に止まってしまう人を、私は何人も見てきました。

この記事では、20年以上Linuxサーバーを運用し、3,100名以上を指導してきた経験から、学習環境の選び方と、それぞれの落とし穴をお伝えします。
「何を使えばいいか分からない」という方に、迷いなく学習をスタートできる判断軸を提供します。

この記事のポイント

・初学者にはVirtualBox(VM)かWSL2がベストな出発点
・VPSは学習中盤から。月500円前後で本番に近い環境が手に入る
・実機サーバーは上級者向け。管理コストを過小評価しないこと
・目的別の選び方とよくある失敗パターンを解説


Linuxの勉強に実機環境は必要か|現役講師が教えるVM・VPS・実機サーバーの選び方と落とし穴

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LinuCとLPICどちらが転職に有利か?採用担当の本音

2026年5月 6日
リナックスマスター.JPの宮崎智広です。
いつもありがとうございます。

「LinuCとLPIC、転職活動ではどちらを取れば採用に有利になるの?」
「採用担当は資格名の違いを本当に気にしているの?正直なところを教えてほしい。」
こんな疑問を抱えながら資格の勉強を進めている方が多いと感じています。
Linux系の代表的な資格として「LinuC」と「LPIC」は日本でも広く普及していますが、2019年にLinuCがLPICから独立して以来、「どちらを取れば転職に有利か」という問いが繰り返されています。

私は20年以上Linuxエンジニアとして現場を経験し、現在は3,100名以上の方にLinux技術を指導してきました。
その過程で採用担当者とも多く話し、現場の本音を直接聞いてきた経験があります。

結論から言えば、どちらが絶対的に有利とは言い切れません。
ただし「あなたの転職先と目標によって、どちらが戦略的に有効か」という視点では明確な答えが出せます。
この記事では、採用担当の本音をもとに、LinuCとLPICの違いと転職への活かし方を整理します。

転職全体の戦略をまだ把握していない方は、先にLinux転職の全体像はこちらから戦略の輪郭を確認しておくと、この記事の各論が立体的に理解できます。

LinuCとLPICどちらが転職に有利か?採用担当の本音

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