ハングアップシグナルは、ターミナルエミュレーターが終了する時に
送られる信号で、デーモンがこの信号を受け取ると、プログラムを
再起動します。
起動時に設定ファイルを読み出すプログラムの場合には
再度設定ファイルを読み出すので、設定ファイルを更新した
後にこのハングアップを利用することで新設定でデーモンを
起動することができます。
[root@Tiger ~]# ps ax ←プロセスを表示します。
2054 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2055 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2056 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2057 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2081 ? Ss 0:00 sshd: pakira [priv]
2083 ? S 0:00 sshd: pakira@pts/0
2084 pts/0 Ss 0:00 -bash
2112 pts/0 S 0:00 su -
2113 pts/0 S 0:00 -bash
2154 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2160 pts/0 R+ 0:00 ps ax
[root@Tiger ~]# kill -HUP 2053 ←「PID2053」のapache2を再起動します。
root@Tiger ~]# ps ax
2054 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2055 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2056 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2057 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL
2081 ? Ss 0:00 sshd: pakira [priv]
2083 ? S 0:00 sshd: pakira@pts/0
2084 pts/0 Ss 0:00 -bash
2112 pts/0 S 0:00 su -
2113 pts/0 S 0:00 -bash
2154 ? S 0:00 /usr/local/apache2/bin/httpd -k start -DSSL ←apache2が再起動して、PIDが変更されます。
2160 pts/0 R+ 0:00 ps ax
■よく使用されるkillシグナル
・シグナル番号:1 シグナル名:SIGHUP 略称:HUP
ハングアップ(再起動):制御端末がハングアップしたときと
同様の信号で、設定ファイルの更新後に使用される
・シグナル番号:2 シグナル名:SIGINT 略称:INT
割り込み:「Ctrl」+「c」キーなどが押されたときと同様の信号
・シグナル番号:9 シグナル名:SIGKILL 略称:KILL
強制終了
・シグナル番号:15 シグナル名:SIGTERM 略称:TERM
終了(デフォルト):引数なしで実行したのと同様
・シグナル番号:17 シグナル名:SIGSTOP 略称:STOP
中断
・シグナル番号:19 シグナル名:SIGCONT 略称:CONT
再開
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