そのような場面で便利なのが
killallコマンドだ。PIDではなくコマンド名を指定することで、そのコマンドが起動しているすべてのプロセスを一度に終了させることができる。本記事では
killallの基本的な使い方から、killコマンドとの違い、実務での活用シーンまでを解説する。
【この記事でわかること】
・killall の基本構文とコマンド名指定の仕組み
・kill コマンドとの使い分け
・シグナルを指定した強制終了の方法
・killall 使用時の注意点
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・kill コマンドとの使い分け
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killall コマンドとは
killallコマンドは指定したコマンド名に一致するすべてのプロセスにシグナルを送るコマンドだ。killコマンドがPIDを指定するのに対し、killallはコマンド名を指定する点が大きな違いだ。デフォルトではSIGTERM(15)を送信して正常終了を促す。
基本的な使い方
まず現在動いているプロセスをps コマンドで確認する。
[root@Tiger system]# ps -acx PID TTY STAT TIME COMMAND 1 ? Ss 0:00 init 892 ? Ss 0:00 httpd 893 ? S 0:00 httpd 894 ? S 0:00 httpd 1023 pts/0 Ss 0:00 bash
httpdが複数のPIDで動いている。これをすべて終了させるには以下のようにする。[root@Tiger system]# killall httpd
強制終了する場合
SIGTERMで終了しない場合はシグナル番号9(SIGKILL)を指定して強制終了できる。
[root@Tiger system]# killall -9 httpd
kill と killall の使い分け
| コマンド | 指定方法 | 対象 |
|---|---|---|
kill PID | PID番号 | 指定した1プロセス |
killall コマンド名 | コマンド名 | 同名プロセスすべて |
PIDが明確にわかっているなら
kill、同名プロセスをまとめて終了したいならkillallを使うと効率的だ。killall 使用時の注意点
・自分が起動していないプロセスをkillallで終了しようとするとエラーになる(root権限が必要)
・コマンド名の指定は完全一致のため、
httpdとhttpd2は別々に扱われる・ディストリビューションによってkillallの挙動やシグナル名が異なる場合がある
まとめ
| コマンド例 | 動作 |
|---|---|
killall httpd | httpdという名前のプロセスすべてにSIGTERMを送る |
killall -9 httpd | httpdをSIGKILLで強制終了する |
killall -l | 使用可能なシグナル一覧を表示する |
killallは同じコマンドが複数プロセスで動いている場合に非常に便利だ。Webサーバーのリロードや停止など、実務でも頻繁に使う場面があるので使い方をしっかり押さえておこう。
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