Linuxを運用していると、そんな問題に直面することがあります。
Linuxには システムクロック と ハードウェアクロック の2種類があり、それぞれを正しく同期させる必要があります。
この記事では、2つのクロックの違いから、
ntpdate による時刻同期、hwclock でのハードウェアクロック書き込みまで、現場で使える手順を解説します。・システムクロックとハードウェアクロックの違い
・ntpdate でシステムクロックを同期する
・hwclock でハードウェアクロックを同期する
・cron で定期的に時刻同期する
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
システムクロックとハードウェアクロックの違い
Linuxには2種類のクロックが存在します。・ハードウェアクロック(RTC):マザーボードに内蔵された時計。電源オフでも動作し続ける
・システムクロック:Linuxカーネル内部で管理する時計。起動時にハードウェアクロックを参照して設定される
起動後は両者が独立して動作するため、時間の経過とともにズレが生じます。
このズレを放置すると、ログのタイムスタンプが狂い、障害発生時刻の特定が困難になります。
ntpdate でシステムクロックを同期する
1. NTPサーバーから時刻を取得する
ntpdate コマンドはNTPサーバーから正確な時刻を取得し、システムクロックに反映します。# NTPサーバーから時刻を取得してシステムクロックを同期する ntpdate -s clock.nc.fukuoka-u.ac.jp
-s オプションを付けると、出力をsyslogに記録します(ターミナル出力なし)。主なNTPサーバー:
・東京大学:eric.nc.u-tokyo.ac.jp
・東京理科大学:ntp.sut.ac.jp
・東北大学:ntp1.tohoku.ac.jp
・広島大学:ns.hiroshima-u.ac.jp
hwclock でハードウェアクロックを同期する
2. システムクロックの時刻をハードウェアクロックに書き込む
ntpdate で同期できるのはシステムクロックのみです。ハードウェアクロックにも反映するには
hwclock -w または clock -w を実行します。# システムクロックの時刻をハードウェアクロックに書き込む hwclock -w # または(古いディストリビューションの場合) clock -w
cron で定期的に時刻同期する
3. cronで毎日自動同期する設定
本番サーバーでは、cronで定期的に時刻を同期するのがベストプラクティスです。# /etc/crontab または crontab -e に追記する # 毎日0時にシステムクロックを同期 0 0 * * * /usr/sbin/ntpdate -s clock.nc.fukuoka-u.ac.jp > /dev/null 2>&1 # 毎日0時1分にハードウェアクロックを同期 1 0 * * * /sbin/hwclock -w
本記事のまとめ
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| NTPサーバーからシステムクロックを同期する | ntpdate -s NTPサーバー名 |
| システムクロックをハードウェアクロックに書き込む | hwclock -w |
| 現在のハードウェアクロックを確認する | hwclock -r |
| システムクロックの現在時刻を確認する | date |
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