この記事の監修:宮崎智広(Linux教育歴15年以上・受講者3,100名超)
「実行中のプロセスを終了したいが、どのコマンドを使えばいいのかわからない」「PIDを調べてからkillするまでの手順が曖昧だ」という方は多い。

Linuxでプロセスを終了する基本コマンドはkillだ。引数としてPID(プロセスID)を指定するだけで、対象プロセスにSIGTERM(終了シグナル)を送り、正常終了を促すことができる。

本記事ではkill PIDの基本的な使い方から、PIDの調べ方、注意点まで体系的に解説する。

【この記事でわかること】
・kill コマンドの基本構文と動作の仕組み
・ps コマンドで PID を調べる手順
・SIGTERM と SIGKILL の違い
・root 権限と一般ユーザーの違い

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kill コマンドとは


killコマンドはプロセスにシグナルを送るコマンドだ。デフォルトではSIGTERM(シグナル番号15)を送信し、プロセスに「正常に終了してください」というメッセージを伝える。プロセスはこのシグナルを受け取ると、後片付け(ファイルのクローズやリソース解放など)を行ってから終了する。

PIDを調べる方法


killコマンドを実行する前に、終了させたいプロセスのPIDを確認する必要がある。PIDの確認にはpsコマンドを使う。

[root@Tiger ~]# ps -a PID TTY TIME CMD 10086 pts/0 00:00:00 bash 10099 pts/1 00:00:01 vim 10112 pts/2 00:00:00 ps

この例ではvimのPIDが10099であることがわかる。

kill コマンドの基本的な使い方


PIDが確認できたら、以下の形式でkillコマンドを実行する。

[root@Tiger ~]# kill 10099

これでPID 10099のプロセス(vim)にSIGTERMが送信され、正常終了が促される。

SIGTERM と SIGKILL の違い


シグナル番号動作
SIGTERM15プロセスに終了を要求する(後片付けあり)
SIGKILL9プロセスを即座に強制終了する(後片付けなし)

kill PIDはデフォルトでSIGTERM(15)を使用する。プロセスがSIGTERMを無視している場合はkill -9 PIDで強制終了できるが、データ破損のリスクがあるため最終手段として使うべきだ。

実行権限について


自分が起動したプロセスは一般ユーザーでもkillできる。しかし他のユーザーが起動したプロセスや、システムプロセスを終了するにはroot権限が必要になる。

[pakira@Tiger ~]$ kill 10099 -bash: kill: (10099) - Operation not permitted

このエラーが出た場合はrootになってから実行する。

まとめ


コマンド例動作
ps -aPIDを含むプロセス一覧を表示する
kill PID指定PIDのプロセスにSIGTERMを送る
kill -15 PIDSIGTERMを明示的に指定して送る
kill -9 PIDSIGKILLで強制終了する(最終手段)

kill PIDはLinuxプロセス管理の基本中の基本だ。まずps コマンドでPIDを確認し、killコマンドで終了するという手順をしっかり身につけておこう。

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。