Linuxでプロセスを終了する基本コマンドは
killだ。引数としてPID(プロセスID)を指定するだけで、対象プロセスにSIGTERM(終了シグナル)を送り、正常終了を促すことができる。本記事では
kill PIDの基本的な使い方から、PIDの調べ方、注意点まで体系的に解説する。
【この記事でわかること】
・kill コマンドの基本構文と動作の仕組み
・ps コマンドで PID を調べる手順
・SIGTERM と SIGKILL の違い
・root 権限と一般ユーザーの違い
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kill コマンドとは
killコマンドはプロセスにシグナルを送るコマンドだ。デフォルトではSIGTERM(シグナル番号15)を送信し、プロセスに「正常に終了してください」というメッセージを伝える。プロセスはこのシグナルを受け取ると、後片付け(ファイルのクローズやリソース解放など)を行ってから終了する。PIDを調べる方法
killコマンドを実行する前に、終了させたいプロセスのPIDを確認する必要がある。PIDの確認には
psコマンドを使う。[root@Tiger ~]# ps -a PID TTY TIME CMD 10086 pts/0 00:00:00 bash 10099 pts/1 00:00:01 vim 10112 pts/2 00:00:00 ps
vimのPIDが10099であることがわかる。kill コマンドの基本的な使い方
PIDが確認できたら、以下の形式でkillコマンドを実行する。
[root@Tiger ~]# kill 10099
SIGTERM と SIGKILL の違い
| シグナル | 番号 | 動作 |
|---|---|---|
| SIGTERM | 15 | プロセスに終了を要求する(後片付けあり) |
| SIGKILL | 9 | プロセスを即座に強制終了する(後片付けなし) |
kill PIDはデフォルトでSIGTERM(15)を使用する。プロセスがSIGTERMを無視している場合はkill -9 PIDで強制終了できるが、データ破損のリスクがあるため最終手段として使うべきだ。実行権限について
自分が起動したプロセスは一般ユーザーでもkillできる。しかし他のユーザーが起動したプロセスや、システムプロセスを終了するにはroot権限が必要になる。
[pakira@Tiger ~]$ kill 10099 -bash: kill: (10099) - Operation not permitted
まとめ
| コマンド例 | 動作 |
|---|---|
ps -a | PIDを含むプロセス一覧を表示する |
kill PID | 指定PIDのプロセスにSIGTERMを送る |
kill -15 PID | SIGTERMを明示的に指定して送る |
kill -9 PID | SIGKILLで強制終了する(最終手段) |
kill PIDはLinuxプロセス管理の基本中の基本だ。まずps コマンドでPIDを確認し、killコマンドで終了するという手順をしっかり身につけておこう。
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