担当者の引継ぎのような場面が必ず訪れます。
そのような時、引き継いだ人間は仕様を理解するために、
仕様書や構築手順書などのドキュメントに目を通します。
しかし、長い間運用されてきたシステムでは、
ドキュメントのメンテナンスがされていない、
または、一部が紛失しているケースがあります。
そんな時は、実際に稼動しているサーバーの
状態を確認するしかありません。
今回紹介するLinuxのOS種類とバージョンを確認する方法も、
サーバーの状態を確認するのに役立ちます。
LinuxのOS種類とバージョンを確認するをもっと理解したいなら、こちらがおすすめです。
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LinuxのOS種類とバージョンを確認する(/etc/issueファイル)
■CentOS6系の場合$ cat /etc/issue ←「cat /etc/issue」を実行します。 CentOS release 6.5 (Final) Kernel \r on an \m
ただし、CentOS7系では、
「/etc/issue」ファイルでは情報を得られません。
■CentOS7系の場合
$ cat /etc/issue \S Kernel \r on an \m
\SをOS名、\mをマシンタイプ(ハードウェア名)、
\rOSをリリースに書き換える事ができます。
※\記号は、場合によってバックスラッシュ、または¥記号になります。
LinuxのOS種類とバージョンを確認する(/etc/redhat-releaseファイル)
他の方法としては、/etc/redhat-releaseファイルを確認します。redhatの箇所には、各ディレクトリビューション名が入ります。
■CentOS7系の場合
$ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.6.1810 (Core)
■Fedora系の場合
$ cat /etc/fedora-release
■Ubuntu系の場合
$ cat /etc/lsb-release
■Debian系の場合
$ cat /etc/debian_version
■SuSE Linux系の場合
$ cat /etc/SuSE-release
■Turbolinux系の場合
$ cat /etc/turbolinux-release
■ファイル名が分からない場合
ファイル名が分からなければ、/etcディレクトリ内に
releaseと付いているファイルを探すと良いでしょう。
そうすると、OS名+releaseというファイルが見つかります。
# find /etc -name *release /etc/os-release /etc/redhat-release /etc/centos-release /etc/system-release
P.S
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