killコマンドには多数のシグナルが用意されており、シグナル番号・シグナル名・略称のいずれでも指定できる。kill -lを実行すると、そのシステムで使用可能なシグナルの一覧を確認できる。本記事では
kill -lの使い方と、主要なシグナルの意味・使い分けを解説する。・kill -l コマンドの基本的な使い方
・シグナル番号・シグナル名の確認方法
・主要なシグナルの意味と用途
・シグナル番号・名前・略称の使い分け
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
kill -l の基本的な使い方
kill -lを実行すると、そのシステムで利用可能なすべてのシグナルが番号とともに表示される。[root@Tiger ~]# kill -l 1) SIGHUP 2) SIGINT 3) SIGQUIT 4) SIGILL 5) SIGTRAP 6) SIGABRT 7) SIGBUS 8) SIGFPE 9) SIGKILL 10) SIGUSR1 11) SIGSEGV 12) SIGUSR2 13) SIGPIPE 14) SIGALRM 15) SIGTERM 16) SIGSTKFLT 17) SIGCHLD 18) SIGCONT 19) SIGSTOP 20) SIGTSTP 21) SIGTTIN 22) SIGTTOU 23) SIGURG 24) SIGXCPU 25) SIGXFSZ 26) SIGVTALRM 27) SIGPROF 28) SIGWINCH 29) SIGIO 30) SIGPWR 31) SIGSYS 34) SIGRTMIN
シグナルの指定方法
killコマンドではシグナルをシグナル番号・シグナル名・略称の3通りで指定できる。
[root@Tiger ~]# kill -9 1234 ←シグナル番号で指定 [root@Tiger ~]# kill -SIGKILL 1234 ←シグナル名で指定 [root@Tiger ~]# kill -KILL 1234 ←略称で指定
主要なシグナルと用途
| 番号 | シグナル名 | 用途 |
|---|---|---|
| 1 | SIGHUP | 端末切断・デーモン設定再読み込みに使う |
| 2 | SIGINT | Ctrl+C と同等、プロセスに割り込みをかける |
| 9 | SIGKILL | プロセスを即座に強制終了する(無視不可) |
| 15 | SIGTERM | プロセスに正常終了を要求する(デフォルト) |
| 18 | SIGCONT | サスペンド中のプロセスを再開する |
| 19 | SIGSTOP | プロセスを一時停止する(無視不可) |
| 20 | SIGTSTP | Ctrl+Z と同等、プロセスを一時停止する |
SIGHUPの特別な使い方
SIGHUP(1)はApacheやNginxなどのデーモンでは「設定ファイルを再読み込みして再起動する」という意味で使われることが多い。プロセスを完全に止めることなく設定を反映できるため、本番環境での設定変更に重宝する。[root@Tiger ~]# kill -1 PID ←SIGHUPを送り設定を再読み込みする
まとめ
| コマンド例 | 動作 |
|---|---|
kill -l | 使用可能なシグナル一覧を表示する |
kill -9 PID | SIGKILLで強制終了する |
kill -SIGTERM PID | シグナル名でSIGTERMを送る |
kill -1 PID | SIGHUPを送る(設定再読み込みなど) |
kill -lでシグナル一覧を確認しておくと、状況に応じた適切なシグナルを選べるようになる。特にSIGTERM・SIGKILL・SIGHUPの3つは実務でよく使うので意味と使い方を必ず押さえておこう。
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