この記事の監修:宮崎智広(Linux教育歴15年以上・受講者3,100名超)
「killコマンドのシグナル番号って何種類あるの?」「SIGTERMとSIGKILLの他にどんなシグナルがあるか確認したい」という方は多い。

killコマンドには多数のシグナルが用意されており、シグナル番号・シグナル名・略称のいずれでも指定できる。kill -lを実行すると、そのシステムで使用可能なシグナルの一覧を確認できる。

本記事ではkill -lの使い方と、主要なシグナルの意味・使い分けを解説する。

【この記事でわかること】
・kill -l コマンドの基本的な使い方
・シグナル番号・シグナル名の確認方法
・主要なシグナルの意味と用途
・シグナル番号・名前・略称の使い分け

「このままじゃマズい」と感じていませんか?
参考書を開く気力もない、同年代に取り残される不安——
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
図解60P/登録10秒/解除も3秒 / 詳細はこちら

kill -l の基本的な使い方


kill -lを実行すると、そのシステムで利用可能なすべてのシグナルが番号とともに表示される。

[root@Tiger ~]# kill -l 1) SIGHUP 2) SIGINT 3) SIGQUIT 4) SIGILL 5) SIGTRAP 6) SIGABRT 7) SIGBUS 8) SIGFPE 9) SIGKILL 10) SIGUSR1 11) SIGSEGV 12) SIGUSR2 13) SIGPIPE 14) SIGALRM 15) SIGTERM 16) SIGSTKFLT 17) SIGCHLD 18) SIGCONT 19) SIGSTOP 20) SIGTSTP 21) SIGTTIN 22) SIGTTOU 23) SIGURG 24) SIGXCPU 25) SIGXFSZ 26) SIGVTALRM 27) SIGPROF 28) SIGWINCH 29) SIGIO 30) SIGPWR 31) SIGSYS 34) SIGRTMIN

シグナルの指定方法


killコマンドではシグナルをシグナル番号・シグナル名・略称の3通りで指定できる。

[root@Tiger ~]# kill -9 1234 ←シグナル番号で指定 [root@Tiger ~]# kill -SIGKILL 1234 ←シグナル名で指定 [root@Tiger ~]# kill -KILL 1234 ←略称で指定

主要なシグナルと用途


番号シグナル名用途
1SIGHUP端末切断・デーモン設定再読み込みに使う
2SIGINTCtrl+C と同等、プロセスに割り込みをかける
9SIGKILLプロセスを即座に強制終了する(無視不可)
15SIGTERMプロセスに正常終了を要求する(デフォルト)
18SIGCONTサスペンド中のプロセスを再開する
19SIGSTOPプロセスを一時停止する(無視不可)
20SIGTSTPCtrl+Z と同等、プロセスを一時停止する

SIGHUPの特別な使い方


SIGHUP(1)はApacheやNginxなどのデーモンでは「設定ファイルを再読み込みして再起動する」という意味で使われることが多い。プロセスを完全に止めることなく設定を反映できるため、本番環境での設定変更に重宝する。

[root@Tiger ~]# kill -1 PID ←SIGHUPを送り設定を再読み込みする

まとめ


コマンド例動作
kill -l使用可能なシグナル一覧を表示する
kill -9 PIDSIGKILLで強制終了する
kill -SIGTERM PIDシグナル名でSIGTERMを送る
kill -1 PIDSIGHUPを送る(設定再読み込みなど)

kill -lでシグナル一覧を確認しておくと、状況に応じた適切なシグナルを選べるようになる。特にSIGTERM・SIGKILL・SIGHUPの3つは実務でよく使うので意味と使い方を必ず押さえておこう。

Linuxのプロセス管理をもっと体系的に学びたくないですか?

コマンドの断片を覚えるだけでは、本番環境のトラブルには対応できません。
ネットの切れ端の情報をコピペするだけでなく、現場で通用する安全なLinuxサーバー構築の「型」を体系的に身につけたい方へ、『Linuxサーバー構築入門マニュアル(図解60P)』を完全無料でプレゼントしています。

「独学の時間がもったいない」「プロから直接、現場の技術を最短で学びたい」という本気の方には、2日で実務レベルのスキルが身につく【初心者向けハンズオンセミナー】も開催しています。


無料メルマガで学習を続ける

Linuxの実践スキルをメールで毎週お届け。
登録は1分、解除もいつでも可。

登録無料・いつでも解除できます

暗記不要・1時間後にはサーバーが動く

3,100名以上が実践した「型」を無料で公開中

プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
その「型」を図解60Pにまとめた入門マニュアルを、完全無料でプレゼントしています。

登録10秒/合わなければ解除3秒 / 詳細はこちら

Linux無料マニュアル(図解60P) 名前とメールで30秒登録

宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。