RPMパッケージのインストールテストを行う

宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
HOMELinux技術 リナックスマスター.JP(Linuxマスター.JP)Linuxtips, RPM > RPMパッケージのインストールテストを行う
「rpmコマンドでパッケージをインストールしようとしたら、依存関係のエラーが出て失敗した……」
そんな経験はありませんか。

rpmコマンドには --test オプションがあり、実際にインストールせずに「インストールが成功するかどうか」を事前確認できます。

この記事では、rpm --test の使い方から、依存エラー・競合エラーの対処法まで、現場で役立つ実践的な手順を解説します。
【この記事でわかること】
・rpm -ivh --test でインストールを実行せずに依存関係エラーや競合エラーを事前確認できる
・--test の結果が成功でも、実際のインストールに必ず成功するとは限らない
・依存パッケージが不足している場合は yum/dnf を使った解決が現場の定番
・rpm -e --test で削除時の依存関係破損も事前チェックできる

「このままじゃマズい」と感じていませんか?
参考書を開く気力もない、同年代に取り残される不安——
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
図解60P/登録10秒/解除も3秒 / 詳細はこちら

rpm --test オプションとは

rpm --test は、パッケージのインストールを 実際には行わず、インストールが成功するかどうかをシミュレーションするオプションです。

本番環境では「いきなりインストールして失敗」を避けるため、事前にテストを走らせるのが鉄則です。

基本的な使い方

1. --test でインストールテストを実行する

-ivh にあわせて --test を指定します。

# インストールテスト(実際にはインストールされない) rpm -ivh --test zlib-devel-1.2.3-4vl5.i386.rpm

エラーが表示されなければ、インストールは問題なく成功するはずです。
エラーが出た場合は依存不足または競合が発生しているサインです。

2. root権限について

--test 自体は必ずしもroot権限を必要としません。
ただし、インストール処理の中にroot権限が必要なステップが含まれる場合は、テスト実行時にもエラーが表示されます。
実際の作業では sudo またはrootで実行することを推奨します。

# rootで実行する場合 sudo rpm -ivh --test パッケージ名.rpm

依存エラーと競合エラーの対処法

RPMパッケージのインストールが失敗する原因の大半は、依存エラー競合エラーのどちらかです。

依存エラーの対処

依存エラーとは、インストールしたいパッケージが必要としているライブラリや別パッケージがインストールされていない状態です。

# 依存関係エラーの例 error: Failed dependencies: libssl.so.1.0.0 is needed by パッケージ名

・エラーメッセージに表示された依存パッケージを先にインストールする
yumdnf を使うと依存関係を自動解決できる

競合エラーの対処

競合エラーとは、同じ機能を提供する別のパッケージがすでにインストールされており、衝突が起きている状態です。

# 競合エラーの例 error: Failed dependencies: パッケージA conflicts with パッケージB

・競合している古いパッケージを rpm -e パッケージ名 で削除してから再インストールする
・削除前に依存関係が壊れないか rpm -e --test パッケージ名 でテストしておくと安全

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
インストールのテストを行う rpm -ivh --test パッケージ名.rpm
sudoでテストを行う sudo rpm -ivh --test パッケージ名.rpm
アンインストールのテストを行う rpm -e --test パッケージ名
依存パッケージを表示する rpm -qR パッケージ名

RPMの依存エラーに毎回悩まされていませんか?

個別コマンドを覚えるだけでなく、パッケージ管理の全体像を体系的に押さえると、現場でのトラブル対応がグッとスムーズになります。
ネットの切れ端の情報をコピペするだけでなく、現場で通用する安全なLinuxサーバー構築の「型」を体系的に身につけたい方へ、『Linuxサーバー構築入門マニュアル(図解60P)』を完全無料でプレゼントしています。

「独学の時間がもったいない」「プロから直接、現場の技術を最短で学びたい」という本気の方には、2日で実務レベルのスキルが身につく【初心者向けハンズオンセミナー】も開催しています。

無料メルマガで学習を続ける

Linuxの実践スキルをメールで毎週お届け。
登録は1分、解除もいつでも可。

登録無料・いつでも解除できます

暗記不要・1時間後にはサーバーが動く

3,100名以上が実践した「型」を無料で公開中

プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
その「型」を図解60Pにまとめた入門マニュアルを、完全無料でプレゼントしています。

登録10秒/合わなければ解除3秒 / 詳細はこちら

Linux無料マニュアル(図解60P) 名前とメールで30秒登録
宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として20年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。