rpmパッケージはその管理がとても容易で便利なものですが、
全くトラブルがないかと言えばそうでもありません。
依存関係や競合などの問題によりインストールコマンドを実行しても
エラーが表示されインストールできないこともあります。
しかし、インストール前にこうした問題が発生することがないかを
テストする事が出来ます。
テストを行うには、rpmコマンドに「--test」オプションを付けてインストールを
実行します。
このrpmは必ずしもroot権限を必要としませんが、インストールの過程で
root権限を必要とする処理がある場合、エラーが表示されるので注意が
必要です。
[root@Tiger src]# rpm -ivh --test zlib-devel-1.2.3-4vl5.i386.rpm ←rpmパッケージのインストールテストを行います。
※RPMの依存と競合
RPMパッケージはその管理がとても容易で便利なものですが、
全くトラブルがないかと言えばそうでもありません。
そのエラーの多くは、依存パッケージの不足と競合になります。
依存とは、インストールしようとしているパッケージを使用する上で、
必要となるパッケージがインストールされていないことでライブラリ不足が
発生しエラーになるケースです。依存エラーの場合、依存パッケージを先に
インストールする事で多くの場合エラー回避できます。
また、競合は同様の機能を提供するパッケージが
既にインストールされていることにより衝突が発生して
エラーになるケースです。
競合は、衝突しているパッケージを削除する事で
多く場合エラーを回避できます。
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rpmコマンドの詳細はこちら
RPMパッケージの情報を表示する
インストール済みのRPMパッケージを確認する
特定のプログラムがどのRPMパッケージに含まれているかを確認する
RPMパッケージがインストールされたディレクトリを表示する
依存パッケージを表示する
RPMパッケージのインストールテストを行う
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