「解凍先のディレクトリを指定して展開したい」
Linuxではソフトウェアのインストールやバックアップ管理でtar.gzファイルを扱うことが多く、
解凍コマンドは確実に覚えておきたい操作の一つです。
この記事では、
tar コマンドを使ってtar.gz形式のファイルを解凍・展開する方法を解説します。展開先の指定、展開前の内容確認など、よく使うパターンも合わせて説明します。
・tar xzf ファイル名.tar.gz で tar.gz を解凍・展開できる
・-v オプションで展開されるファイル名を表示できる
・-C ディレクトリ名 で展開先ディレクトリを指定できる
・tar tzf ファイル名.tar.gz で展開前にファイル一覧を確認できる
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
tar.gz ファイルを解凍・展開する
1. 基本の解凍コマンド
# tar.gz ファイルを確認する [pakira@Dolphin pakira]$ ls -l postgresql-8.1.11.tar.gz -rw-r--r-- 1 pakira pakira 14639620 Jan 4 2008 postgresql-8.1.11.tar.gz # 解凍・展開する(xzf = 展開・gzip解凍・ファイル指定) [pakira@Dolphin pakira]$ tar xzf postgresql-8.1.11.tar.gz postgresql-8.1.11/ postgresql-8.1.11/config/ postgresql-8.1.11/COPYRIGHT postgresql-8.1.11/GNUmakefile.in ... # 展開後を確認する [pakira@Dolphin pakira]$ ls -l drwxr-xr-x 13 pakira pakira 4096 Jan 4 2008 postgresql-8.1.11/ -rw-r--r-- 1 pakira pakira 14639620 Jan 4 2008 postgresql-8.1.11.tar.gz
2. 展開されるファイルを表示しながら解凍する(-v)
-v(verbose)オプションを付けると、展開されるファイルを画面に表示します。# 展開されるファイルを表示しながら解凍する [pakira@Dolphin pakira]$ tar xzvf postgresql-8.1.11.tar.gz postgresql-8.1.11/ postgresql-8.1.11/config/ postgresql-8.1.11/COPYRIGHT postgresql-8.1.11/GNUmakefile.in postgresql-8.1.11/Makefile ...
3. 展開先ディレクトリを指定する(-C)
-C(change directory)オプションで展開先ディレクトリを指定できます。# /tmp ディレクトリに展開する [pakira@Dolphin pakira]$ tar xzf postgresql-8.1.11.tar.gz -C /tmp/ # 展開先を確認する [pakira@Dolphin pakira]$ ls /tmp/ postgresql-8.1.11/
展開前にファイル一覧を確認する
tar tzf を使うと、実際に展開せずにアーカイブ内のファイル一覧を表示できます。どのディレクトリに展開されるかを事前に確認できるため、安全に作業できます。
# 展開せずにファイル一覧を確認する [pakira@Dolphin pakira]$ tar tzf postgresql-8.1.11.tar.gz | head -10 postgresql-8.1.11/ postgresql-8.1.11/config/ postgresql-8.1.11/COPYRIGHT postgresql-8.1.11/GNUmakefile.in postgresql-8.1.11/Makefile postgresql-8.1.11/README ... # ↑ "postgresql-8.1.11/" ディレクトリに展開されることが確認できます
tarオプションの意味
| オプション | 意味 |
|---|---|
x |
展開(extract)する |
z |
gzip 形式(.gz)を扱う |
f |
ファイルを指定する(fの直後にファイル名を書く) |
v |
処理されるファイルを表示する(verbose) |
t |
アーカイブ内のファイル一覧を表示する(展開しない) |
C |
展開先ディレクトリを指定する |
本記事のまとめ
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| tar.gz を解凍・展開する | tar xzf ファイル名.tar.gz |
| 展開ファイルを表示しながら解凍する | tar xzvf ファイル名.tar.gz |
| 展開先ディレクトリを指定する | tar xzf ファイル名.tar.gz -C /展開先/ |
| 展開前にファイル一覧を確認する | tar tzf ファイル名.tar.gz |
| tar.gz を作成する | tar czf アーカイブ名.tar.gz ディレクトリ名 |
-f オプションはファイル名を直後に書く必要があるため、tar xzvf ファイル名 のように f を末尾にする書き方が一般的です。まずは
tar xzf を覚えておけば、日常の解凍作業に対応できます。tar.gzの展開を確実にマスターして、パッケージ管理の基礎を固める
tarコマンドでアーカイブを自在に扱えると、ソフトウェアのインストールやバックアップ管理がスムーズになります。
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