ディバイスなどへファイルコピーや変換を行う
■-- 文法 --■
dd [入力元] [ 出力先 ]
例)
dd▲if=/boot/vmlinuz▲of=/dev/fd0
コピーや変換を行う(起動ディスクを作成する)
※▲はスペースを表してます。
■ 説明
ddコマンドは入力から出力へデータをコピーするコマンドです。
cpコマンドはファイルからファイルにコピーするだけですが、
ddコマンドはファイルからデバイス、デバイスからファイル、
デバイスからデバイスへのコピーも可能なため、ディスクの
バックアップやダンプにも使用でき、cpコマンドよりも汎用性が
高いのが特徴です。
■ 主なオプション
if=[file] 入力ファイル file から読み込む
of=[file] 出力ファイル file へ書き出す
bs=[size] 入出力のブロックサイズを指定
ibs=[size] 入力のブロックサイズを指定
obs=[size] 出力のブロックサイズを指定
count=[block] コピーするブロック数を指定
conv=変換オプション 変換オプションを指定
seek=[block] 出力の開始位置を指定されたブロックに移動してからコピーする
skip=[block] 入力の開始位置を指定されたブロックに移動してからコピーする
■ 実行例
▼ ハードディスク上のパーティションを、別のディスクにコピーする
[root@Tiger ~]# dd if=/dev/sda2 of=/dev/sdb2 bs=4096 conv=notrunc,noerror
▼ ハードディスク全体を完全消去する
[root@Tiger ~]# dd if=/dev/urandom of=/dev/hda
▼ CDをiso仮想イメージファイルに変換する
[root@Tiger ~]# dd if=/dev/cdrom of=/home/sam/myCD.iso bs=2048 conv=sync,notrunc
▼ ハードディスクのMBRをバックアップする
[root@Tiger ~]# dd if=/dev/sda of=/home/sam/MBR.image bs=446 count=1
▼ 起動ディスクを作成する
[root@Tiger ~]# dd if=/boot/vmlinuz of=/dev/fd0
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起動ディスクを作成する
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