unaliasコマンドでエイリアスを削除する方法|alias一覧の確認と永続化の解除もコマンド

宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
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「エイリアスを登録したら、削除方法が分からなくなった」
「スクリプトを実行すると意図しないエイリアスが効いてしまう」
Linuxで作業効率を上げるためにエイリアス(alias)を使っていると、不要になったエイリアスを削除したい場面が出てきます。そのときに使うのが unalias コマンドです。

この記事では、unalias コマンド の実践的な使い方を解説します。
特定エイリアスの削除から、-a による全削除、.bashrc から永続エイリアスを消す手順、エイリアスを一時的にバイパスする方法まで網羅しました。
【この記事でわかること】 ・unalias エイリアス名 で現在のシェルから特定のエイリアスを削除する
・unalias -a で現在のシェルに登録されている全エイリアスを一括削除する
・alias コマンドで削除前後のエイリアス一覧を確認する習慣をつける
・永続的に消すには ~/.bashrc の alias 定義行を削除して source ~/.bashrc で再読み込みする
・\コマンド名 でエイリアスをバイパスして実体コマンドを実行できる

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aliasとunaliasの仕組み

unalias は、alias コマンドで登録したエイリアスを現在のシェルセッションから削除するコマンドです。

alias:コマンドに別名を付けて登録する
unalias:登録したエイリアスをシェルセッションから削除する

重要な点は、エイリアスはシェルプロセスのメモリ上に保持されるということです。シェルを再起動すると ~/.bashrc で定義した以外のエイリアスは消えますが、現在のセッション内で今すぐ削除したい場合に unalias を使います。逆に ~/.bashrc に書かれたエイリアスは、unalias で削除しても次回ログイン時に復活します。永続的に削除するには設定ファイルの編集も必要です。

基本的な使い方

1. 特定のエイリアスを削除する

まず alias で現在の登録を確認してから削除するのが安全です。

# 現在のエイリアス一覧を確認する $ alias alias cp='cp -i' alias ll='ls -l --color=auto' alias rm='rm -i' alias vi='vim' # rm エイリアスを削除する $ unalias rm # 削除後に確認する $ alias alias cp='cp -i' alias ll='ls -l --color=auto' alias vi='vim'

2. 全エイリアスを一括削除する(-a)

-a オプションを付けると、現在のシェルに登録されているすべてのエイリアスを一度に削除します。

# 全エイリアスを削除する $ unalias -a # 確認(何も表示されない = 全て削除済み) $ alias $

3. 永続的にエイリアスを削除する(.bashrc の編集)

シェルを再起動すると、~/.bashrc に書かれたエイリアスが再度読み込まれます。永続的に削除するには、~/.bashrc(または ~/.bash_aliases)のエイリアス定義行を削除し、設定を再読み込みします。

# ~/.bashrc のエイリアス定義を確認する $ grep "^alias" ~/.bashrc alias ll='ls -l --color=auto' alias rm='rm -i' # エディタで対象行を削除する $ vi ~/.bashrc # 設定を再読み込みする $ source ~/.bashrc

応用・実務Tips

エイリアスを一時的にバイパスする(バックスラッシュ)

エイリアスを削除せずに、一時的に実体コマンドを実行したい場合は、コマンド名の前に \(バックスラッシュ)を付けます。

# rm に "rm -i" のエイリアスが設定されていても確認なしで削除する $ \rm -rf /tmp/workdir # ls に色付きエイリアスが設定されていても素の ls を実行する $ \ls /etc/

スクリプト内でのエイリアスに注意する

bash スクリプト内では、デフォルトでエイリアスは展開されません。しかし shopt -s expand_aliases を設定したシェルや、インタラクティブモードのオプションが有効な環境ではエイリアスが効くことがあります。予期しない動作を防ぐには、スクリプト内で unalias -a を冒頭に書くか、バックスラッシュ付きでコマンドを呼び出す方法が有効です。

#!/bin/bash # スクリプト冒頭で全エイリアスをクリアして予期しない動作を防ぐ unalias -a 2>/dev/null || true # 以降は実体コマンドが確実に実行される rm /tmp/lockfile

トラブルシュート・エラー対処

「unalias: エイリアス名: not found」が出るとき

削除しようとしたエイリアスが現在のシェルに登録されていない場合に発生します。alias で一覧を確認してから実行してください。

$ unalias rmu -bash: unalias: rmu: not found # 現在のエイリアス一覧を確認する $ alias | grep rm alias rm='rm -i' # 正しい名前で削除する $ unalias rm

unaliasで削除してもエイリアスが復活する

unalias で削除しても次回ログイン時に復活する場合は、~/.bashrc または ~/.bash_aliases に定義が残っています。ファイルを確認して該当行を削除してください。

# 定義ファイルを確認する $ grep "alias rm" ~/.bashrc ~/.bash_aliases 2>/dev/null /home/tomohiro/.bashrc:alias rm='rm -i' # エディタで該当行を削除する $ vi ~/.bashrc

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
特定のエイリアスを削除する unalias エイリアス名
全エイリアスを一括削除する unalias -a
現在のエイリアス一覧を確認する alias
エイリアスを一時的にバイパスする \コマンド名
永続的に削除する(設定ファイル編集) vi ~/.bashrc の後 source ~/.bashrc

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。