コマンドのオンラインマニュアルを表示する
■-- 文法 --■
例)
unalias rm
コマンドのオンラインマニュアルを表示する
※▲はスペースを表してます。
■ 説明
manコマンドは、引数で指定したコマンドのオンラインマニュアルを表示します。LinuxやUNIXの多くのマニュアルは紙に印刷するよりも、電子的なファイルで配布されています。手元にコマンドリファレンスがなくてもコマンド名さえ知っていれば、このmanコマンドでコマンドの確認を行うことができます。
■ オプション
-a 引数で指定したコマンドを含むマニュアルをすべて表示する
-w オンラインマニュアルのパスを表示する
オンラインマニュアルは、章構成で記述されていて、次のような章にわかれています。
1 一般コマンド
2 システムコール
3 サブルーチン
4 デバイス
5 ファイル形式
6 ゲーム
7 その他
8 システム管理コマンド
9 Linux独自のカーネルルーチン用ドキュメント
n 新しいドキュメント
o 古いドキュメント
l 独自システムのローカルドキュメント
■ 実行例
▼ マニュアルを表示する
------------------------------------
$ man ls ←「ls」コマンドのオンラインマニュアルを表示する
LS(1)
LS(1) ←「ls」コマンドのオンラインマニュアルを表示する(セクションは1)
名前
ls, dir, vdir - ディレクトリの中身をリスト表示する
書式
ls [options] [file...]
POSIX オプション: [-CFRacdilqrtu1]
GNU オプション (簡略形式): [-1abcdfghiklmnopqrstuvxABCDFGHLNQRSUX] [-w
: ←「q」キーを押すと終了
$
▼ セクションを指定してマニュアルを表示する
$ man 2 nice ←セクション2に含まれる「nice」コマンドオンラインマニュアルを表示する
NICE(2) Linux Programmer's Manual NICE(2)
名前
nice - プロセスの優先度を変更する
書式
#include
int nice(int inc);
: ←「q」キーを押すと終了
------------------------------------
P.S
manのもっと高い技術を身につけたいならこちら
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