ソースコードで配布されるプログラムは、
そのままではインストールする事ができません。
実行形式(オブジェクトコード、ネイティブコードとも呼ばれます。)と
呼ばれる形式に変換する必要があり、その変換を行う作業がメイクになります。
LinuxではGNUが提供しているGCCが使用されるのが一般的で、
makeコマンドを実行することでメイクを行います。
実行方法としては、「Makefile」や「makefile」が保存された
ディレクトリに移動してオプション、引数無しでmakeを実行します。
■ メイクする
----------------------------------------------------------------------
[root@Tiger ~]# cd /usr/local/src/apache_1.3.42
[root@Tiger apache_1.3.42]# make ←「make」を実行します。
===> src
make[1]: ディレクトリ `/usr/local/src/apache_1.3.42' に入ります
make[2]: ディレクトリ `/usr/local/src/apache_1.3.42/src' に入ります
(省略)
make[2]: ディレクトリ `/usr/local/src/apache_1.3.42/src/support' から出ます
<=== src/support
make[1]: ディレクトリ `/usr/local/src/apache_1.3.42' から出ます
<=== src
[root@Tiger apache_1.3.42]#
----------------------------------------------------------------------
また、メイクを実行擦る前に、事前にエラーが発生しないか、
テスト(メイクテスト)することも出来ます。
メイクテストは、公開されているプログラムの他、
自作プログラムのテストを行うのにも使用できます。
メイクテストを実行するには、↓のようにmakeコマンドに
オプション「-n」を付けて実行します。
■ メイクテストする
----------------------------------------------------------------------
[root@Tiger ~]# cd /usr/local/src/apache_1.3.42
[root@Tiger apache_1.3.42]# make -n ←「make -n」を実行します。
echo "===> src"
make -f ./Makefile -n root= build-std
make[1]: ディレクトリ `/usr/local/src/apache_1.3.42' に入ります
(省略)
make[1]: ディレクトリ `/usr/local/src/apache_1.3.42' から出ます
touch ./src/.apaci.build.ok
echo "<=== src"
----------------------------------------------------------------------
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プログラムソース(ソースコード)を最適化する
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