デフォルトゲートウェイ(ルータ)を設定する

宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
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Linuxはインストール時にデフォルトゲートウェイ(ルータ)の設定を行いますが、 ネットワークの構成変更に伴い、デフォルトゲートウェイを変更する必要が 生じる場合があります。 また、インストール時に設定したデフォルトゲートウェイが 実は誤りだった場合も正しいものに変更する必要があります。 私が主催してる「Linuxサーバー構築講座」でも、 希に誤った設定をして、正しいものに修正するには どうすれば良いのかという質問を頂く事があります。 Linuxサーバー構築講座 https://www.linuxmaster.jp/2009/12/post-4.html Linuxに触れたばかりの初心者の方には、まずは慣れてもらう事が 先決であるため、インストールからやり直してもらうことにしていますが、 ある程度慣れてきた時には、今日紹介する方法を使用して デフォルトゲートウェイの設定すると良いでしょう。
【この記事でわかること】
・route add default gw IPアドレス コマンドでデフォルトゲートウェイを一時的に設定できる
・設定は再起動すると消えるため、永続化するには /etc/sysconfig/network などに記述する
・nmcli や nmtui を使うと NetworkManager 経由で永続的なゲートウェイ設定ができる
・ip route add default via IPアドレス も同様の操作ができる(iproute2)

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デフォルトゲートウェイ(ルータ)を設定する デフォルトゲートウェイを確認するには「route」コマンドを実行します。 routeコマンドを実行すると、ルーティングテーブルが実行され、 現在設定されてるデフォルトゲートウェイが表示されます。 [root@Tiger ~]# route ←routeコマンドを実行します Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 192.168.1.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 169.254.0.0 * 255.255.0.0 U 0 0 0 eth0 default 192.168.1.1 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0 最終行の「default」という行がデフォルトゲートウェイの設定になり、 この例では「192.168.1.1」というIPアドレスがデフォルトゲートウェイに 設定されています。 デフォルトゲートウェイを削除する まずは現在設定されてるデフォルトゲートウェイを削除します。 削除する場合は下記のようにrouteコマンドを実行します。 [root@Tiger ~]# route del default gw 192.168.1.1 routeコマンドの引数として「del」を設定し、「default gw」の後に 削除したいデフォルトゲートウェイ機器のIPアドレスを設定します。 [root@Tiger ~]# route ←routeコマンドを実行します Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 192.168.1.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 169.254.0.0 * 255.255.0.0 U 0 0 0 eth0 削除が成功すると上記のように「default」行が削除されます。 デフォルトゲートウェイを設定する デフォルトゲートウェイを設定するには「デフォルトゲートウェイを削除する」で 実行したrouteコマンドの「del」の箇所を「add」に変更します。 実行例としては下記の様になります。 [root@Tiger ~]# route add default gw 192.168.1.3 routeコマンドの引数として「add」を設定し、「default gw」の後に 設定したいデフォルトゲートウェイ機器のIPアドレスを設定します。 [root@Tiger ~]# route ←routeコマンドを実行します Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 192.168.1.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 169.254.0.0 * 255.255.0.0 U 0 0 0 eth0 default 192.168.1.3 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0 設定が成功すると、成功すると上記のように「default」行が表示されます。 なお、このrouteコマンドを実行するには、予めNICのアドレス設定が 済んでいて、さらにroot権限が必要になりますので注意してください。

デフォルトゲートウェイの設定を永続化する方法を説明できますか?

route コマンドでの一時設定と、設定ファイルへの記述による永続化の違いを理解しておくと、ネットワーク設定変更後の再起動にも慌てなくなります。
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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として20年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。