Linuxのネットワーク環境を確認するためには
Linuxサーバーを構築する上で、インストールの次にネックになるのが
ネットワーク設定になります。
Linuxのインストールは出来たけど、ネットワークに繋がらないという
エラーに悩まされる方が多いようです。
もし、あなたがネットワークの接続で悩まされたら、今日紹介する
テクニックでネットワーク環境の確認を行なってみてください。
使っているルータやプロバイダー環境の違いで細かい設定については
個別でアドバイスするしかありませんが、現在のLinuxに設定されている
ネットワーク環境については、Linuxすべてに共通する事ですので
このようなメールマガジンでお答えすることが出来ます。
Linuxのネットワーク環境を確認するためには、
下記の5カ所について確認を行なってください。
1.[root@ leopard root]# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
2.[root@ leopard root]# cat /etc/resolv.conf
3.[root@ leopard root]# cat /etc/sysconfig/network
4.[root@ leopard root]# netstat -r
5.[root@ leopard root]# ping ルータのIPアドレス
※pingコマンドを停止するには「Ctrl + c」キーを入力してください。
それぞれを説明すると下記の内容になります。
1 はネットワークカードの設定になります。
内容としては下記の通りです。
DEVICE=eth0 #デバイス名
BOOTPROTO=static #手動設定か、dhcpか
BROADCAST=192.168.1.255 #ブロードキャストアドレス
IPADDR=192.168.1.38 #デバイスのIPアドレス
NETMASK=255.255.255.0 #マスク値
NETWORK=192.168.1.0 #ネットワークアドレス
HWADDR=00:14:2A:41:F9:1F #MACアドレス
ONBOOT=yes #起動時にIFの設定が自動で行われる
2 はDNS の設定になります。
3 はホスト名やゲートウェイの設定になります。
内容としては下記の通りです。
NETWORKING=yes #「yes」はネットワークを有効にするという設定
HOSTNAME=hawk # マシンのホスト名
GATEWAY=192.168.1.1 # デフォルト・ゲートウェイ(ルータ)のIPアドレス
4 はルーティングテーブルを表示します。
5 はルータに対してping を飛ばし疎通確認を行います。
実際の設定内容はあなた自身で確認して欲しいのですが、
これら5カ所を確認すれば、ほぼネットワーク設定でおかしい
ところは分かります。
もし、あなたがネットワークに繋がらない場面に
遭遇したらこれらのコマンドを実行してネットワークの設定が
正しく出来ているか確認してください。
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