LinuxのIPアドレスを確認する

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LinuxでIPアドレス確認をする方法はいくつかあります。
具体的なIPアドレスの確認方法を紹介します。

LinuxでのIPアドレスの確認方法

LinuxでIPアドレスを確認する代表的なコマンドは以下の4つになります。
・ifconfigコマンド
・ipコマンド(オプション「a」を使用)
・hostnameコマンド
・nmcliコマンド

※Linux環境によって使用できるコマンドが異なりますので、
これらのコマンドを覚えておいて、
どんな環境でもIPアドレスが確認できるようにしておくと良いでしょう。

※ifconfigコマンドからipコマンドに移行が推奨されており、
今後ifconfigは使用できなくなるかもしれません。

ifconfigコマンドでIPアドレスを確認する

ifconfigコマンドは、ネットワークインターフェースの状況を確認したり、
設定を変更したりできるコマンドです。

# ifconfig ←ifconfigを実行します。 eth0: flags=4163 mtu 1500 inet 192.168.0.36 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.0.255 inet6 fe80::20c:29ff:fe95:d91d prefixlen 64 scopeid 0x20 ether 00:0c:29:95:d9:1d txqueuelen 1000 (Ethernet) RX packets 670 bytes 128468 (125.4 KiB) RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0 TX packets 96 bytes 11356 (11.0 KiB) TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0 lo: flags=73 mtu 65536 inet 127.0.0.1 netmask 255.0.0.0 inet6 ::1 prefixlen 128 scopeid 0x10 loop txqueuelen 1000 (Local Loopback) RX packets 43 bytes 5193 (5.0 KiB) RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0 TX packets 43 bytes 5193 (5.0 KiB) TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0


「inet 192.168.0.36」 の「192.168.0.36」がIPアドレスになります。
「inet 127.0.0.1」は、ローカルループバックアドレスというものになり、
自分自身を表すアドレスになります。

ipコマンドでIPアドレスを確認する

ipコマンドは、ネットワークのルーティングやデバイス、
ポリシーなどに関する確認や設定ができるコマンドです。
オプション「a」を付けることで、設定されているIPアドレスを表示できます。

$ ip a ←ip aを実行します。 1: lo: mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: eth0: mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000 link/ether 00:0c:29:95:d9:1d brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.0.36/24 brd 192.168.0.255 scope global noprefixroute eth0 valid_lft forever preferred_lft forever inet6 fe80::20c:29ff:fe95:d91d/64 scope link valid_lft forever preferred_lft forever


また、ipコマンドで「addr show」を付けて実行してもIPアドレスの確認ができます。

# ip addr show 1: lo: mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: ens160: mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000 link/ether 00:0c:29:aa:e3:45 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.0.36/24 brd 192.168.0.255 scope global noprefixroute ens160 valid_lft forever preferred_lft forever

「ip addr show」より「ip a」の方が簡単なので、頻度としては「ip a」が多いですが、
ipコマンドを知る意味でも覚えておいた方が良いでしょう。

hostnameコマンドでIPアドレスを確認する

hostnameは、システムのホスト名を確認したり、変更したりできるコマンドですが、 オプション「-I」を付けて実行することでIPアドレスを表示することができます。 単純にIPアドレスだけを確認したいなら、「hostname -I」が一番楽です。

# hostname -I 192.168.0.36

nmcliコマンドでIPアドレスを確認する

nmcliコマンドは、NetworkManagerを制御して、ネットワーク状況を確認したり、
設定を変更したりできるコマンドで、「device show」を付けて実行することで、
IPアドレスを含むネットワークデバイスの情報を表示させることができます。

# nmcli device show GENERAL.DEVICE: ens160 GENERAL.TYPE: ethernet GENERAL.HWADDR: 00:0C:29:AA:E3:45 GENERAL.MTU: 1500 GENERAL.STATE: 100 (接続済み) GENERAL.CONNECTION: ens160 GENERAL.CON-PATH: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/1 WIRED-PROPERTIES.CARRIER: オン IP4.ADDRESS[1]: 192.168.0.36/24 IP4.GATEWAY: 192.168.0.1 IP4.ROUTE[1]: dst = 192.168.0.0/24, nh = 0.0.0.0, mt = 100 IP4.ROUTE[2]: dst = 0.0.0.0/0, nh = 192.168.0.1, mt = 100 IP4.DNS[1]: 192.168.0.1 IP6.GATEWAY: -- GENERAL.DEVICE: lo GENERAL.TYPE: loopback GENERAL.HWADDR: 00:00:00:00:00:00 GENERAL.MTU: 65536 GENERAL.STATE: 10 (管理無し) GENERAL.CONNECTION: -- GENERAL.CON-PATH: -- IP4.ADDRESS[1]: 127.0.0.1/8 IP4.GATEWAY: -- IP6.ADDRESS[1]: ::1/128 IP6.GATEWAY: -- IP6.ROUTE[1]: dst = ::1/128, nh = ::, mt = 256



P.S
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