オンラインマニュアルは、manコマンドの引数に参照したいコマンドを
指定して実行することでそのコマンドのオンラインマニュアルを参照することができます。
通常、オンラインマニュアルは、Linuxシステムを使用中に参照するものですが、
これをテキストファイルに保存したり、印刷を行いたい場合もあるかと思います。
そのような場合は、リダイレクトを使用してテキストファイルに保存します。
保存したファイルは、lprコマンドを使用して印刷を行ったり、
moreやviewコマンドで参照することができます。
[pakira@Tiger ~]$ man ls > ls_man.txt
↑lsコマンドのオンラインマニュアルを「ls_man.txt」ファイルに保存します。
[pakira@Tiger ~]$ more ls_man.txt ←「ls_man.txt」ファイルを参照します。
----------------------以下ファイルの内容を表示----------------------
LS(1) LS(1)
名前
ls, dir, vdir - ディレクトリの中身をリスト表示する
書式
ls [options] [file...]
POSIX オプション: [-CFRacdilqrtu1]
GNU オプション (簡略形式): [-1abcdfghiklmnopqrstuvxABCDFGHLNQRSUX] [-w
cols] [-T cols] [-I pattern] [--block-size=SIZE] [--classify]
[--color[={none,always,auto}]] [--file-type] [--full-time] [--for-
mat={across,commas,long,single-column,verbose,vertical}] [--human-read-
able] [--indicator-style={none,file-type,classify}] [--quot-
ing-style={c,clocale,escape,literal,locale,shell,shell-always}]
[--show-control-chars] [--si] [--sort={none,extension,size,time,ver-
sion}] [--time={atime,access,ctime,status,use}] [--help] [--version]
[--]
説明
プ ログラム ls は、最初にディレクトリでない引き数 file をリスト表示する
。それから、ディレクトリである引き数について、それぞれのディレクトリ に
あ るリスト表示可能なすべてのファイルを表示する。オプション以外の引き数
が何もない場合、デフォルトの引き数として ‘.’ (現在のディレクトリ) を仮
定 する。 -d オプションは、ディレクトリをディレクトリでない引き数として
扱わせるようにする。ファイル名が ‘.’ で始まっていなければ、そのファイル
は 表示される。 ‘.’ で始まる名前のファイルでも、-a オプションが指定され
ていれば表示される。
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