宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
「Linuxサーバーのカーネルバージョンを確認するコマンドを知りたい」
「unameコマンドでカーネルバージョン以外の情報も確認できるのか」

この記事では、Linuxのカーネルバージョンを確認する方法を解説します。
unameコマンドの各オプションから/proc/versionファイルでの確認方法、RHEL/CentOSのバージョン確認コマンドまで実践的な方法を網羅します。
【この記事でわかること】
uname -r でLinuxのカーネルバージョンのみを素早く確認できる
uname -a ですべてのシステム情報をまとめて表示できる
/proc/versioncat /etc/os-release でOS・ディストリビューション情報も確認できる

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unameコマンドでカーネルバージョンを確認する

unameコマンドはシステムの基本情報を表示するコマンドです。
カーネルバージョンの確認に最もよく使われます。

カーネルバージョンのみ表示する(-r)

$ uname -r 3.10.0-693.11.6.el7.x86_64

出力の意味は以下のとおりです。

3.10.0:カーネルのメジャー.マイナー.パッチバージョン
693.11.6:RHELパッケージのリビジョン番号
el7:Enterprise Linux 7(RHEL 7系)向けのビルド
x86_64:ハードウェアアーキテクチャ(64bit x86)

ハードウェアアーキテクチャを表示する(-m)

$ uname -m x86_64

x86_64は64bitアーキテクチャを示します。32bitの場合は i686 などが表示されます。

すべての情報をまとめて表示する(-a)

$ uname -a Linux Tiger 3.10.0-693.11.6.el7.x86_64 #1 SMP Thu Jan 4 01:06:37 UTC 2018 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

出力される情報の順序は以下のとおりです。

・カーネル名 (Linux)
・ホスト名 (Tiger)
・カーネルリリース (3.10.0-693.11.6.el7.x86_64)
・カーネルバージョン (#1 SMP Thu Jan 4 01:06:37 UTC 2018)
・マシンタイプ (x86_64)
・プロセッサタイプ (x86_64)
・ハードウェアプラットフォーム (x86_64)
・OS名 (GNU/Linux)

unameの主なオプション一覧

オプション 表示内容
uname -r カーネルリリース(バージョン)
uname -m マシンハードウェア名(アーキテクチャ)
uname -n ネットワークノード名(ホスト名)
uname -s カーネル名
uname -v カーネルバージョン(ビルド日時等)
uname -p プロセッサタイプ
uname -i ハードウェアプラットフォーム
uname -o OS名
uname -a すべての情報

ファイルでカーネルバージョンを確認する

カーネルバージョン情報は/proc/versionファイルに保存されています。

$ cat /proc/version Linux version 3.10.0-693.11.6.el7.x86_64 (builder@kbuilder.dev.centos.org) (gcc version 4.8.5 20150623 (Red Hat 4.8.5-16) (GCC) ) #1 SMP Thu Jan 4 01:06:37 UTC 2018

/proc/versionには、カーネルのビルドに使用したgccのバージョンやビルド日時なども含まれています。

OSのバージョン・ディストリビューション情報を確認する

カーネルバージョンだけでなく、OSのバージョン(RHELのリリース番号など)を確認する方法も重要です。

cat /etc/os-release(推奨)

$ cat /etc/os-release NAME="Red Hat Enterprise Linux" VERSION="9.3 (Plow)" ID="rhel" ID_LIKE="fedora" VERSION_ID="9.3" PLATFORM_ID="platform:el9" PRETTY_NAME="Red Hat Enterprise Linux 9.3 (Plow)"

cat /etc/redhat-release(RHEL/CentOS系)

# RHEL/CentOS系のOSバージョン確認 $ cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.9.2009 (Core) # RHEL 9系の場合 $ cat /etc/redhat-release Red Hat Enterprise Linux release 9.3 (Plow)

hostnamectl(systemd環境)

$ hostnamectl Static hostname: myserver Icon name: computer-vm Chassis: vm Operating System: CentOS Linux 7 (Core) CPE OS Name: cpe:/o:centos:centos:7 Kernel: Linux 3.10.0-1160.el7.x86_64 Architecture: x86-64

トラブルシュート:カーネルバージョン確認でよくあるケース

起動中のカーネルと最新インストール済みカーネルが異なる場合

yumでカーネルを更新したが再起動していない場合、実行中のカーネルと最新のものが異なることがあります。

# 現在起動中のカーネル $ uname -r 3.10.0-1127.el7.x86_64 # インストール済みカーネルの一覧(rpm) $ rpm -q kernel kernel-3.10.0-1127.el7.x86_64 kernel-3.10.0-1160.el7.x86_64 # または $ dnf list installed kernel

一覧に複数のカーネルが表示されている場合、再起動することで最新のカーネルが有効になります。

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
カーネルバージョンを確認する uname -r
すべてのシステム情報を表示する uname -a
アーキテクチャを確認する uname -m
OSのバージョンを確認する cat /etc/os-release
RHEL/CentOSのバージョンを確認する cat /etc/redhat-release
systemd環境でOS情報を確認する hostnamectl

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。