Apacheのアクセスログは、デフォルトの設定のままだと
接続クライアントのIPアドレスを記録します。
Apacheの設定ファイル(httpd.confまたは、httpd-default.conf)の
HostnameLookupsを「On」にすることで接続クライアントを
ホスト名で記録するように変更ができますが、
パフォーマンス低下を招いてしまいます。
運用中のパフォーマンス低下を防ぐために、
logresolveコマンドを使用してIPアドレスで記録したログファイルを、
一括でホスト名に変換します。
下記例では、IPアドレスで記録されたaccess_log_20170705ファイルを
ホスト名変換してresolve_logファイルに出力します。
# logresolve < access_log_20170705 > resolve_log
また、「-s」を指定して実行することで、logresolveコマンドの実行結果の
統計をファイル出力することも可能です。
例えば、名前解決できたIPアドレスやホスト名、
または名前解決できなかったIPアドレスなどが出力されます。
下記例では、toukeiファイルに統計データを出力しています。
# logresolve -s toukei < access_log_20170705 > resolve_log
統計データは下記のように出力されます。
# cat toukei
logresolve Statistics:
Entries: 131
With name : 0
Resolves : 75
- No reverse : 16
Cache hits : 56
Cache size : 75
アクセスログが大きいと、処理に時間が掛かります。
実行する際は、負荷が少ない時間帯を選ぶなどの配慮が必要になります。
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