「再起動前にやっておくべきことを確認したい」
サーバーの再起動は頻繁に行う操作ではありませんが、カーネルアップデートの適用や障害対応で必要になる場面があります。
この記事では、
reboot コマンドでLinuxを再起動する方法を解説します。基本的な使い方、shutdown -rとの違い、再起動前の安全な手順、systemctl rebootとの関係まで、現場で使える知識をまとめました。
※ rebootコマンドの実行にはroot権限が必要です。
・rebootは即座に再起動。計画的な再起動にはshutdown -r 時刻指定を使う
・再起動前にはsync実行・接続ユーザー確認・fsckスケジュールの確認を行う
・systemdではsystemctl rebootが推奨。rebootコマンドも内部でsystemctlを呼ぶ
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
rebootコマンドの基本的な使い方
1. システムを再起動する
# システムを再起動する # reboot
2. systemctl rebootでも同じ
RHEL 7以降では、reboot は内部的に systemctl reboot と同じ動作をします。# systemctl経由で再起動(rebootと同じ動作) # systemctl reboot
rebootとshutdown -rの違い
・reboot:即座に再起動を開始する。ログイン中のユーザーへの通知はない・shutdown -r:指定した時間後に再起動する。ログイン中のユーザーにメッセージを送信できる
# 即座に再起動(reboot と同じ) # shutdown -r now # 5分後に再起動(ユーザーに通知される) # shutdown -r +5 "5分後にサーバーを再起動します" # 指定時刻に再起動 # shutdown -r 23:00 "23時にサーバーを再起動します" # 予約した再起動をキャンセル # shutdown -c
shutdown -r で事前通知してから再起動するのが安全です。再起動前の安全な手順
本番サーバーを再起動する前に、以下のチェックを行ってください。1. ログイン中のユーザーを確認する
# ログイン中のユーザーを確認 $ w 14:30:15 up 45 days, 2 users, load average: 0.15, 0.30, 0.25 USER TTY FROM LOGIN@ IDLE WHAT pakira pts/2 192.168.1.100 14:00 0.00s vi config.php
2. ディスクの書き込みを完了させる
# メモリ上のデータをディスクに書き出す # sync
sync コマンドで、メモリ上にキャッシュされているデータをディスクに書き出します。通常のreboot/shutdownでは内部的にsyncが実行されますが、念のため手動で実行しておくと安心です。3. 重要なサービスの状態を記録する
# 起動中のサービスを確認(再起動後の比較用) # systemctl list-units --type=service --state=running
【注意】reboot --forceの危険性
reboot --force(または reboot -f)は、サービスの正常停止やディスクの同期を行わずに強制的に再起動します。通常の運用では使用しないでください。ファイルシステムの破損やデータ損失のリスクがあります。システムがハングして通常の再起動ができない場合の最終手段です。
本記事のまとめ
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| 即座に再起動 | reboot |
| 時間指定で再起動(通知付き) | shutdown -r +5 "メッセージ" |
| 指定時刻に再起動 | shutdown -r 23:00 |
| 予約した再起動をキャンセル | shutdown -c |
| 再起動前にディスク同期 | sync |
| ログイン中のユーザーを確認 | w |
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