この記事の監修:宮崎智広(Linux教育歴15年以上・受講者3,100名超)
「yumで何かインストールしたが、いつ・何をインストールしたか確認したい」
「yumのログがどこに記録されているか分からない」

yumを使ったパッケージのインストール・アップデート・削除は、すべてログファイルに記録されています。パッケージ管理の履歴を把握することは、障害調査やシステム変更の記録管理に欠かせません。

この記事では、yumのログファイルの場所と確認方法、yum history コマンドを使った操作履歴の管理まで実践的に解説します。

【この記事でわかること】
・yumのログは /var/log/yum.log に記録される(CentOS 6以前)
・CentOS 7以降は yum history コマンドで詳細な履歴管理ができる
・ログの保存場所は /etc/yum.conflogfile で設定する
yum history info [番号] でトランザクション単位の詳細を確認できる
yum history undo [番号] でインストール操作を取り消せる

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yumのログファイルの場所

yumの設定ファイル /etc/yum.conflogfile パラメータでログの保存先が指定されています。

# yum.conf の logfile 設定を確認する [root@server ~]# grep logfile /etc/yum.conf logfile=/var/log/yum.log

デフォルトでは /var/log/yum.log にログが記録されます。

yum.logの内容を確認する(CentOS 6以前)

yumを実行すると、インストール・更新・削除の操作が /var/log/yum.log に追記されます。

# yum.log の最新エントリを確認する [root@server ~]# tail -20 /var/log/yum.log Oct 24 13:45:42 Installed: 2:nmap-5.51-2.el6.i686 Oct 24 13:54:16 Erased: nmap Nov 01 09:30:00 Updated: kernel-3.10.0-1160.el7.x86_64 Nov 01 09:30:00 Installed: httpd-2.4.6-97.el7.x86_64 # ファイル全体を確認する [root@server ~]# cat /var/log/yum.log # 特定のパッケージに関するログを検索する [root@server ~]# grep httpd /var/log/yum.log

ログには「日時 操作種別: パッケージ名-バージョン.アーキテクチャ」の形式で記録されます。

yum history コマンドで履歴を管理する(CentOS 7以降)

CentOS 7以降では、yum history コマンドを使うと、トランザクション単位の詳細な操作履歴を確認・操作できます。yum.log よりも詳細な情報を提供します。

1. 操作履歴の一覧を表示する

[root@server ~]# yum history Loaded plugins: fastestmirror ID | Command line | Date and time | Action(s) | Altered ------------------------------------------------------------------------------- 5 | install httpd | 2026-04-08 10:00 | Install | 1 4 | update | 2026-04-07 09:00 | Update | 20 3 | remove nmap | 2026-04-06 15:00 | Erase | 1 2 | install nmap | 2026-04-06 14:00 | Install | 1 1 | install vim-enhanced | 2026-04-01 10:00 | Install | 2

最新の操作が一番上に表示されます。左端のIDを使って詳細確認や操作の取り消しができます。

2. 特定のトランザクションの詳細を確認する

# ID=5(httpd インストール)の詳細を確認する [root@server ~]# yum history info 5 Loaded plugins: fastestmirror Transaction ID : 5 Begin time : Wed Apr 8 10:00:00 2026 Begin rpmdb : 250:abcdef1234567890 End time : 10:00:15 2026 (15 seconds) End rpmdb : 251:fedcba0987654321 User : root Return-Code : Success Command Line : install httpd Transaction performed with: Installed rpm-4.11.3-45.el7.x86_64 @base Packages Altered: Install httpd-2.4.6-97.el7.centos.x86_64 @base

3. 操作を取り消す(undo)

# ID=5のインストール操作を取り消す(httpdをアンインストールする) [root@server ~]# yum history undo 5 # 複数のトランザクションをまとめてロールバックする [root@server ~]# yum history rollback 3

4. 特定パッケージの履歴を確認する

# httpd に関する操作履歴のみ表示する [root@server ~]# yum history list httpd

ログのローテーション設定

/var/log/yum.log はデフォルトでlogrotateによってローテーション管理されます。設定は /etc/logrotate.d/yum で確認できます。

# logrotate設定を確認する [root@server ~]# cat /etc/logrotate.d/yum /var/log/yum.log { missingok notifempty size 30k yearly create 0600 root root }

まとめ

やりたいこと コマンド
yumログの場所を確認する grep logfile /etc/yum.conf
ログの最新エントリを確認する tail -20 /var/log/yum.log
操作履歴の一覧を表示する yum history
特定トランザクションの詳細確認 yum history info [ID]
操作を取り消す yum history undo [ID]
特定パッケージの履歴を確認 yum history list [パッケージ名]

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。