セキュリティ関連のログを表示する


この記事の監修:宮崎智広(Linux教育歴15年以上・受講者3,100名超)
「不正アクセスの痕跡やSSHの認証失敗を確認したい」
Linuxのセキュリティ関連のログは /var/log/secure(または /var/log/auth.log)に記録されています。

この記事では、セキュリティログの確認方法と、不審なログの読み方を解説します。
【この記事でわかること】
・/var/log/secure(CentOS/RHEL)または /var/log/auth.log(Ubuntu/Debian)にSSH認証やsudoのログが記録される
・tail -f /var/log/secure でセキュリティログをリアルタイム監視できる
・grep "Failed password" /var/log/secure で認証失敗の試行を一覧抽出できる
・journalctl -u sshd でRHEL 7以降のSSHセキュリティログを確認できる

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/var/log/secure とは

/var/log/secure は、Linuxシステムの認証・セキュリティ関連のメッセージが記録されるログファイルです。

主に記録される内容:
・SSHログインの成功・失敗
su コマンドによるユーザー切り替え
・PAM(Pluggable Authentication Modules)の認証メッセージ
・sudoの実行履歴

※ Debian / Ubuntu 系では /var/log/auth.log に記録されます。

セキュリティログを確認する方法

1. 最新のログを確認する

# 最新10行を表示する tail /var/log/secure # リアルタイムで監視する tail -f /var/log/secure

実行例:

Oct 10 12:21:19 Tiger sshd[1350]: Accepted password for pakira from 192.168.0.162 port 54751 ssh2 Oct 10 12:21:22 Tiger su: pam_unix(su-l:auth): authentication failure; logname=pakira uid=500 euid=0 tty=pts/0 ruser=pakira rhost= user=root

上記の例では、pakiraユーザーがSSHログインに成功した後、rootへの su 認証に失敗していることが確認できます。

2. 認証失敗のみを抽出する

大量のログから不審なエントリだけを絞り込むには grep を使います。

# 認証失敗のログを抽出する grep "authentication failure" /var/log/secure # SSHの失敗ログを抽出する grep "Failed password" /var/log/secure # 特定のIPからのアクセスを調べる grep "192.168.0.162" /var/log/secure

3. journalctl でセキュリティログを確認する(RHEL 7以降)

RHEL 7以降では journalctl でも認証ログを確認できます。

# sshd のログを表示する journalctl -u sshd # リアルタイムで監視する journalctl -u sshd -f

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
セキュリティログを確認する tail /var/log/secure
リアルタイムで監視する tail -f /var/log/secure
認証失敗を抽出する grep "authentication failure" /var/log/secure
SSH失敗ログを抽出する grep "Failed password" /var/log/secure
journalctlでsshログを確認する journalctl -u sshd

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。