lspciコマンドはPCIバスに接続されているすべてのデバイスの情報をOSから一覧表示します。物理的にサーバーのケースを開けなくても、搭載されているハードウェアを確認できます。
【この記事でわかること】
・lspciコマンドでPCIバスに接続されているデバイスの一覧を表示できる・-vオプションで各デバイスの詳細情報(フラグ・メモリアドレスなど)を表示できる
・ネットワークカードやグラフィックカードの認識確認に日常的に使用する
・lspci -nnでベンダーID・デバイスIDも合わせて確認できる
基本的な使い方
1. PCIデバイスの一覧を表示する
$ su - パスワード: # lspci 00:00.0 Host bridge: Intel Corporation E7230/3000/3010 Memory Controller Hub 00:01.0 PCI bridge: Intel Corporation E7230/3000/3010 PCI Express Root Port 00:1c.0 PCI bridge: Intel Corporation N10/ICH 7 PCI Express Port 1 (rev 01) 00:1d.0 USB Controller: Intel N10/ICH7 Family USB UHCI Controller #1 (rev 01) 00:1d.7 USB Controller: Intel N10/ICH 7 Family USB2 EHCI Controller (rev 01) 00:1f.0 ISA bridge: Intel 82801GB/GR (ICH7 Family) Interface Bridge (rev 01) 00:1f.1 IDE interface: Intel Corporation (ICH7 Family) IDE Controller (rev 01) 00:1f.2 IDE interface: Intel Corporation /ICH7 SATA IDE Controller (rev 01) 00:1f.3 SMBus: Intel Corporation N10/ICH 7 Family SMBus Controller (rev 01) 04:00.0 Ethernet controller: Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet PCI (rev 11) 06:05.0 VGA compatible controller: XGI Inc. Z7/Z9 (XG20)
・先頭の「00:00.0」などはPCIアドレス(バス:スロット.ファンクション)
・その後にデバイスの種類と名称が表示される
2. -vオプションで詳細情報を表示する
-v オプションを付けると、各デバイスのフラグ・メモリアドレス・割り込み設定などの詳細情報が表示されます。# lspci -v 00:00.0 Host bridge: Intel Corporation E7230/3000/3010 Memory Controller Hub Subsystem: Dell Unknown device 01b7 Flags: bus master, fast devsel, latency 0 Capabilities: [e0] Vendor Specific Information 00:1f.0 ISA bridge: Intel Corporation 82801GB/GR (ICH7 Family) Bridge (rev 01) Subsystem: Dell Unknown device 01b7 Flags: bus master, medium devsel, latency 0 Capabilities: [e0] Vendor Specific Information (以下省略)
3. ベンダーIDとデバイスIDも確認する(-nnオプション)
# lspci -nn 04:00.0 Ethernet controller [0200]: Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet [14e4:1681] (rev 11)
[14e4:1681]」がベンダーID(14e4=Broadcom)とデバイスIDです。ドライバーを探す際に役立ちます。応用・特定デバイスを絞り込む
grepでネットワークカードだけを確認する
# lspci | grep -i ethernet 04:00.0 Ethernet controller: Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet PCI (rev 11)
よく使うgrepキーワード
・grep -i ethernet:ネットワークカード・
grep -i vga:グラフィックカード・
grep -i raid:RAIDコントローラー・
grep -i usb:USBコントローラー・
grep -i storage:ストレージコントローラートラブルシュート
「bash: lspci: command not found」と表示される場合
lspci は pciutils パッケージに含まれています。インストールされていない場合は以下でインストールします。# yum install -y pciutils # CentOS 7以前 # dnf install -y pciutils # CentOS 8以降
本記事のまとめ
・lspci:PCIデバイスの一覧表示(要root権限の場合あり)・
lspci -v:各デバイスの詳細情報を表示・
lspci -nn:ベンダーID・デバイスIDも表示・
lspci | grep -i ethernet:特定種類のデバイスを絞り込む・
pciutils パッケージに含まれている(未導入の場合はyum/dnfでインストール)でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
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