03.CentOS 5.4のインストール 03.CentOS 5.4のインストールをもっと理解したいなら、こちらがおすすめです。 👉今すぐ詳細を見る HOME > Linux技術 リナックスマスター.JP(Linuxマスター.JP) > Linuxサーバー構築 > CentOS5.4でサーバー構築, Linuxサーバー構築 > 03.CentOS 5.4のインストール ここで構築するCentOS5.4サーバーは、LAN内で使用するイントラサーバーになります。インターネットには決して公開しないようにしてください。(インターネットに公開するには別途セキュリティ設定が必要になります。)1.「CentOS5.4のインストールCD作成」で作成したCentOS5.4のCDをサーバーにセットし、 電源を入れます。VMware3でLinuxをインストールする場合にはCentOS5.4のCDをサーバーにセットする代わりに「VMware Player 3の使い方」を先に実施してください。 03.CentOS 5.4のインストールをもっと理解したいなら、こちらがおすすめです。 👉今すぐ詳細を見る 2.CDブート設定が正しいと下記の画面が表示れますので、そのまま「Enter」キーを押します。3.Welcome to CentOS と表示されるので、「SKIP」を押下します。4.下記の画面が表示されるので「Next」をクリックします。5.言語の選択言語選択画面になりましたら、「Japanese(日本語)」を選択して、「NEXT」を押下してください。※カーソルの移動は<Tab>キー、決定は<Enter>キーで出来ます。6.キーボードの選択キーボードのモデルを選択します。「日本語」を選択して「次」を押下してください。7.下記のメッセージが表示された場合は「はい」をクリックしてください。表示されなかった場合はそのまま8へ進んでください。8.ハードディスクの設定Web サーバーを構築しますので、インストールする前にハードディスクに保存されているデータを削除し、完全にリセットします。「選択したドライブ上のすべてのパーティションを削除してデフォルトのレイアウト・・・」を選択し、「パーティションレイアウトの再確認と変更」にチェックを入れて、「次」を押下してください。※「sda」とはSCSI ディスクのことで、複数ある場合は順にsda、sdb、sdc と名付けられます。また、IDE ディスクならhda、hdb、hdc と名付けられます。9.削除前警告本当にハードディスクのデータがすべて削除されても良いか聞かれますので、「はい」を押下してください。パソコンに保存されているデータがすべて削除されますので注意してください。ただし、VMwareを使用してインストールしている場合は、上図のように表示されて「はい」を選択しても、Windows が削除されることはありませんのでご安心ください。そのまま「はい」を選択してインストールを継続してください。10.パーティション設定の確認自動パーティションで分割した結果が表示されますので、そのまま「次」を押下してください。使用しているパソコンによって、上図の設定内容が異なる場合がありますが問題はありません。そのようになるのは、Linux がパソコンの状態を判断し、自動でパーティション設定を行っているからです。パーティションとはハードディスクを複数に分割し、効率よくハードディスクを使用するための技術です。通常、サーバーの設計段階でサーバーの用途を考慮して、パーティション設定をします。例えば、ファイルサーバーであれば/home ディレクトリの容量を多くとる必要がありますし、メールサーバーの場合だと、メールがスプールされるパーティションを多くとらなければなりません。複数のサービスが同居するサーバーを構築する場合には限られたハードディスクの容量をどのように分割し、使用するか充分に検討しなければなりません。しかし、今回はWeb サーバー専用のサーバーを構築しますので、自動バーティションでハードディスクを分割します。11.ブートローダの設定「GRUB ブートローダは・・・」が選択されていることを確認して、「次」を押下してください。GRUB(グラブ)とは、GNU が開発したブートローダでファイルシステムを理解してファイルにアクセスするのが特徴です。またGRUB は独自のシェルを備えており、万が一起動しなくなっても、別のブートイメージから起動するなどといった復旧作業がしやすいのが特徴です。※ ブートローダとは、OS をメモリにロードするプログラムです。12.ネットワークの設定「編集」をクリックします。【ネットワーク設定画面が表示されない場合】希に上記のネットワーク設定画面が表示されない場合があります。その場合、下記の点のご確認をしてください。・ネットワークカード(NIC)がパソコンに接続されているか?ネットワークカードが接続されているにも関わらず、ネットワーク設定画面が表示されない場合、そのパソコンに接続されているNIC はLinux で使えないものになります。その場合は、別途PC を用意して頂くか、別のNIC をご用意ください。13.手動でサーバーIP アドレス、ネットマスクを入力します。画面の例ではルータによるローカルエリアネットワークを構築し、固定IP アドレスを設定した場合の例です。設定例)IP アドレス 192.168.1.36 (サーバーのIP アドレスを設定します)ネットマスク 255.255.255.0IP アドレスのアドレス体系はルータにより異なります。あなたのルータに合わせて変更をしてください。もし、あなたがネットワークの設定に自信がなければ「Dynamic IP Configuration(DHCP)」にチェックを入れたまま「次へ」をクリックしても問題ありませんが、Linux を将来サーバーとして使いたいならできるだけ固定IP アドレスを設定することをおすすめします。14.その他ネットワークの設定ホスト名、ゲートウェイ(ルータアドレス)、DNS のIP アドレスを入力し、「次」を押下します。設定例)ホスト名 Tiger(サーバーのホスト名を設定します。名前は自由に付けられます)ゲートウェイ 192.168.1.1(基本的にルータのアドレスを指定します)1 番目のDNS 222.222.222.222(プロバイダーから指定されているプライマリDNS を入力します)2 番目のDNS 203.203.203.203(プロバイダーから指定されているセカンダリDNS を入力します)※ DNS についてはルータのアドレスを指定しても問題ない場合があります。 あなたのネットワーク環境に合わせて設定をしてください。15.タイムゾーンの選択「アジア/東京」になっていることを確認し、「システムクロックで・・・」にチェックが付いていることを確認します。16.root パスワードの設定root パスワードを入力し、「OK」を押下します。※パスワードは任意のものを入力してください。このパスワードは今後サーバーを構築する上で大変重要になりますので、決して忘れないようにしてください。パスワードを設定する際は英数字を含む8文字以上を設定することを推奨します。root パスワードとは、システム管理者用のパスワードになります。Windows で言うと、administrator にあたるものでシステムに対して、絶対的権力を発揮するものです。ここで設定したパスワードは決して忘れないようにしてください。16.「インストールの種類を選択」でそのまま「次へ」をクリックします。17.インストール前確認下記の画面が表示されたら「次」をクリックします。18.インストールメディアの確認今回選択したカスタムインストールで必要なインストールCD の番号が表示されるので確認をして「続行」をクリックします。19.インストールが始まります。ファイルシステムのフォーマットパッケージのインストール22.ディスクの交換ディスクの交換が指示されたらCD ドライブに指定されたインストールCD を挿入して「OK」をクリックしてください。VMware3でインストールしている場合のディスク交換方法?「VM」から「設定」をクリックします。?「CD/DVD」をクリックし、「接続済み」にチェックを入れて「参照」をクリックします。?次のディスクイメージファイルを選択して「開く」をクリックします。?仮想マシン設定画面になるので「OK」をクリックします。この作業をディスク交換指示が出る度に繰り返します。23.再起動下記の画面が表示されたら、「再起動」をクリックし、サーバーを再起動します。インストールが完了すると、上記の画面が表示されます。そのまま「再起動」を押下すると、サーバーが再起動処理を実施します。その際、インストールCD を取り出してください。24.CentOS の設定「進む」をクリックします。25.ファイアウォールの設定をします。「ファイアウォール」が有効になっていることを確認して、「信頼できるサービス」の下記項目にチェックが入っているか確認してください。チェックが入っていない場合は、チェックを入れてください。・FTP・SSH・WWW(HTTP)※FTP とWWW(HTTP)にチェックを入れる必要があります。26.ファイアウォールの設定を上書き確認が表示されますので、「はい」をクリックします。27.SELinux の設定「SELinux 設定」の箇所を「無効」にして、「進む」をクリックします。28.再起動の確認が表示されますので、「はい」をクリックします。(但し、ここでは再起動されません。)29.「日付と時刻」設定を行います。日付、時刻が正しい場合はそのまま「進む」をクリックしてください。もし、時刻が異なる場合は修正してください。30.「ユーザーの作成」で一般ユーザと一般ユーザーのパスワードを設定します。設定するパスワードは英数字を含む8文字以上を推奨します。※ このパスワードはLinux サーバーを使う上で大変重要ですので、決して忘れないでください。設定例)ユーザ名 pakira (任意の名前を入力してください)パスワード 任意のパスワードを入力(英数字を含む8文字以上を推奨)確認 確認のためにもう一度パスワードを入力31.「サウンドカード」の設定はそのまま「進む」をクリックしてください。32.「追加のCD」設定はそのまま「進む」をクリックしてください。33.「再起動確認」が表示されますので、「OK」をクリックします。34.再起動後下図の画面になればインストールが成功しています。 P.S 03.CentOS 5.4のインストールをもっと理解したいなら、こちらがおすすめです。 👉今すぐ詳細を見る <<関連記事>> ・02.CentOS5.4のインストールCD作成(burnatonceでライティング) ・01.CentOS5.4ファイルのダウンロード ・CentOSサーバー構築