宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
Linuxは起動時にデバイスの初期化やサービス起動の際にさまざまなメッセージを出力しますが、画面に高速に流れるため確認が難しいです。

この記事では、dmesg コマンドと /var/log/dmesg ファイルを使って起動時のメッセージを確認する方法を解説します。
ハードウェアエラーの調査や、デバイス認識の確認にも活用できます。

【この記事でわかること】
・dmesgコマンドでLinux起動時のカーネルメッセージを確認する方法
・/var/log/dmesg ファイルとdmesgコマンドの違いと使い分け
・dmesg | grep でハードウェアエラーやデバイス認識を絞り込む方法
・dmesg -T で人間が読みやすいタイムスタンプ付きで表示する方法

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dmesgコマンドとは

dmesg コマンドは、Linuxカーネルが出力するリングバッファのメッセージを表示するコマンドです。
起動時のデバイス初期化・サービス起動メッセージの他、ハードウェアエラーやドライバの警告なども記録されています。

dmesgコマンドの書式

dmesg [オプション]

dmesgコマンドの基本的な使い方

1. 起動メッセージを表示する

# dmesg Linux version 2.4.31-0vl1.8smp (daisuke@windy.dicey.org) (gcc version 3.3.2) BIOS-provided physical RAM map: BIOS-e820: 0000000000000000 - 000000000009f000 (usable) 1143MB HIGHMEM available. 896MB LOWMEM available. ...

出力が長い場合は dmesg | less でページ単位に確認できます。

2. タイムスタンプ付きで表示する(-T)

# dmesg -T [Mon Apr 8 10:00:01 2026] Linux version 5.14.0-362.13.1.el9_3.x86_64 [Mon Apr 8 10:00:02 2026] BIOS-provided physical RAM map:

-T オプションで人間が読みやすい日付形式のタイムスタンプが表示されます。

3. キーワードで絞り込む(grep)

ハードウェアエラーやデバイス認識の問題を調査する際は、grep で絞り込むと効率的です。

# エラーメッセージだけ表示 # dmesg | grep -i error # ディスク関連のメッセージを確認 # dmesg | grep -i sda # ネットワーク(eth0/ens)関連を確認 # dmesg | grep -i eth

/var/log/dmesg との違い

確認方法 特徴
dmesg コマンド カーネルリングバッファのリアルタイム内容を表示(電源断でリセットされる)
/var/log/dmesg ファイル 前回の起動時のdmesg出力をファイルとして保存したもの
直近の起動時メッセージを確認するには dmesg コマンドが最も確実です。
/var/log/dmesg は前回起動時のログを参照したい場合に使います。

本記事のまとめ

・起動時のメッセージは dmesg コマンドまたは /var/log/dmesg で確認する
・大量の出力は dmesg | less でページ表示
・エラー調査は dmesg | grep -i error で絞り込む
・タイムスタンプ付きで見るには dmesg -T

Linuxの起動エラー、原因の切り分けができていますか?

dmesgはLinuxのトラブルシューティングで最初に確認するコマンドの一つです。ハードウェアエラーやドライバの問題を素早く特定するスキルは、実務で必ず役立ちます。
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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。