「usermodコマンドのオプションが多くて、どれを使えばいいか分からない」
この記事では、
usermod コマンドを使ってLinuxユーザーの各種設定を変更する方法を実行例付きで解説します。CentOS 7 / RHEL 9で動作確認済みです。
・usermodコマンドでLinuxユーザーのUID・GID・ホームディレクトリを変更する方法
・usermod -gオプションでプライマリグループを変更する手順
・usermod -Gオプションでサブグループ(補助グループ)を追加・変更する方法
・usermod -lオプションでユーザー名を変更する方法と注意点
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
usermodコマンドとは
usermod コマンドは、既存ユーザーの設定情報を変更するLinuxコマンドです。ユーザー作成後に、UID・プライマリグループ・補助グループ・ホームディレクトリ・ユーザー名などを変更できます。
実行にはroot権限が必要です。
usermodコマンドの書式
usermod [オプション] ユーザー名
UIDを変更する(-u)
ユーザーのUID(ユーザーID)を変更するには、-u オプションを使います。1. UID変更の実行例
[root@tiger root]# id tomohiro uid=502(tomohiro) gid=503(tomohiro) 所属グループ=503(tomohiro) [root@tiger root]# usermod -u 5000 tomohiro [root@tiger root]# id tomohiro uid=5000(tomohiro) gid=503(tomohiro) 所属グループ=503(tomohiro)
変更後は、ユーザーが所有するファイルのオーナーを
find / -user 旧UID -exec chown 新UID {} \; で更新することを忘れないようにしてください。プライマリグループを変更する(-g)
ユーザーのプライマリグループを変更するには、-g オプションにグループ名(またはGID)を指定します。1. プライマリグループ変更の実行例
[root@tiger root]# usermod -g pakira tomohiro [root@tiger root]# id tomohiro uid=5000(tomohiro) gid=500(pakira) 所属グループ=500(pakira)
pakira に変更されています。補助グループ(サブグループ)を変更する(-G)
ユーザーを複数のグループに所属させるには、-G オプションを使います。-a オプションと組み合わせると、既存のグループ設定を保持しながらグループを追加できます。1. 補助グループの追加
# wheel グループに追加(既存の所属グループを保持) [root@tiger root]# usermod -aG wheel tomohiro [root@tiger root]# id tomohiro uid=5000(tomohiro) gid=500(pakira) 所属グループ=500(pakira),10(wheel)
-a を付けないと、-G で指定したグループのみになり、それ以外の補助グループから外れるので注意してください。ユーザー名を変更する(-l)
ユーザーのログイン名を変更するには、-l オプションを使います。1. ユーザー名変更の実行例
# tomohiro を newuser に名前変更 [root@tiger root]# usermod -l newuser tomohiro [root@tiger root]# id newuser uid=5000(newuser) gid=500(pakira) 所属グループ=500(pakira)
/home/tomohiro)は変わりません。ホームディレクトリも新しい名前に変更する場合は、
-d /home/newuser -m オプションを組み合わせて実行してください。主要オプションのまとめ
| やりたいこと | コマンド例 |
|---|---|
| UIDを変更する | usermod -u 5000 ユーザー名 |
| プライマリグループを変更する | usermod -g グループ名 ユーザー名 |
| 補助グループを追加する | usermod -aG グループ名 ユーザー名 |
| ユーザー名を変更する | usermod -l 新ユーザー名 旧ユーザー名 |
| ホームディレクトリを変更する | usermod -d /home/新パス -m ユーザー名 |
Linuxのユーザー管理、体系的に学んでいますか?
usermodコマンドはUID・グループ・ホームディレクトリなど多岐にわたる変更ができます。実務でミスなく使うには、それぞれのオプションの意味を正確に理解することが重要です。
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