既存のグループに、root(特権ユーザー)とは別に管理者を設定することができます。
ここで設定された管理者は、グループに対して、メンバーの追加、削除、
グループパスワードの設定、削除などが行えます。
グループごとに管理者を設定するメリットは、特定のディレクトリ以下の
管理をその管理者に任せることができるので、root(特権ユーザー)である
システム管理者の負担を軽減することができます。
管理者を設定するには、gpasswdコマンドにオプション「-A」を付け、
引数にユーザー名、管理させるグループ名を指定します。
ユーザーはカンマ「,」で区切ることで複数指定することが可能です。
[pakira@Tiger ~]$ su - ←root権限になります。
パスワード:
[root@Tiger ~]# cat /etc/group | grep unyo ←unyoグループが存在することを確認します。
unyo:x:600:
[root@Tiger ~]# gpasswd -A pakira unyo ←unyoグループの管理者としてpakiraを設定します。
P.S
グループに管理者を設定するのもっと高い技術を身につけたいならこちら
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