LILOはブートセレクタとして起動するOSを選択できますが、選択しなかった場合、デフォルトに設定されているOSが起動するようになっています。
デフォルトOSの起動設定はLILO設定ファイル「/etc/lilo.conf」に記述されていて、default句に設定されています。
1./etc/lilo.confを編集します。
[pakira@tiger pakira]$ su -
Password:
[root@tiger root]# vi /etc/lilo.conf
---------/etc/lilo.confファイル内容---------
prompt
timeout=50
# VESA framebuffer console
# ex. 0x301=640x480x8, 0x314=800x600x16, 0x317=1024x768x16, 0x31A=1280x1024x16
# vga=0x314
default=linux ←この値で設定したOSがデフォルトで起動します。
boot=/dev/hda
map=/boot/map
install=menu
message=/boot/message
image=/boot/vmlinuz-2.4.31-0vl1.8smp
label=linux ←linuxをデフォルトで起動させたい場合は「linux」をdefaultに設定します。
initrd=/boot/initrd-2.4.31-0vl1.8smp.img
read-only
root=/dev/hda3
append=" resume2=swap:/dev/hda2"
image=/dev/hda1
label=windows ←windowsをデフォルトで起動させたい場合は「windows」をdefaultに設定します。
---------/etc/lilo.confファイル内容---------
2./sbin/liloを実行して、設定を有効にします。
[root@tiger root]# lilo
Added linux * ←default指定したOSには「*」がつきます。
Added windows
P.S
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