domainnameコマンドでNISドメイン名を確認・設定する方法|hostnameとの違いもコマンド

宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
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「domainnameコマンドで何が確認できるの?」
「hostnameとdomainnameの違いがよくわからない」
domainname コマンドは、LinuxシステムのNIS(Network Information Service)ドメイン名を
確認・設定するためのコマンドです。DNSのドメイン名とは別物なので、混同しないよう注意が必要です。

この記事では、domainname コマンドの使い方と、hostname や DNS ドメイン名との違いを解説します。
現代のLinuxでの代替コマンドについても説明します。
【この記事でわかること】
・domainnameが扱うのはNIS/YPドメイン名。DNSドメイン名ではない
・引数なしで現在のNISドメイン名を表示、引数ありでroot権限で設定できる
・現代のLinuxではhostnamectl set-hostname等が推奨される場合もある

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domainnameコマンドとは?NISドメイン名について

domainname コマンドは、システムに設定されているNIS(Network Information Service)ドメイン名を表示・設定するコマンドです。

NISとは、複数のLinuxサーバー間でユーザー情報やホスト情報を共有するための仕組みです。
企業の大規模サーバー環境で使われることがあります。

重要な注意点:domainname が扱うのはNIS/YPのドメイン名であり、
DNSのドメイン名(example.comなど)とは全く別物です。
DNSドメイン名の確認には hostname -d または dnsdomainname を使ってください。

基本的な使い方

1. 現在のNISドメイン名を確認する

引数なしで実行すると、設定されているNISドメイン名が表示されます。

# NISドメイン名を確認する $ domainname sonic # NISドメイン名が未設定の場合は "(none)" と表示される $ domainname (none)

2. NISドメイン名を設定する(root権限必要)

引数にドメイン名を指定すると、NISドメイン名を設定できます。root権限が必要です。

# root権限で設定する $ su - Password: # domainname sonic # 設定を確認する # domainname sonic

ただし、この設定は再起動すると消えます。
永続化するには設定ファイルへの追記が必要です(後述)。

domainnameとhostnameの違い

コマンド 表示する情報 用途
domainname NIS/YPドメイン名 NIS環境のドメイン管理
hostname ホスト名 サーバーのホスト名確認・設定
hostname -d DNSドメイン名 DNSドメイン名(FQDN)の確認
dnsdomainname DNSドメイン名 domainnameのDNS版
hostnamectl ホスト名(systemd環境) 現代のLinuxでの設定・確認

設定を永続化する方法

domainname で設定した値は再起動すると消えます。
永続化するには、ディストリビューションに応じた設定ファイルに記述します。

# CentOS/RHEL の場合(/etc/sysconfig/network に記述) $ cat /etc/sysconfig/network NETWORKING=yes HOSTNAME=server01 NISDOMAIN=sonic # Ubuntu/Debianの場合(/etc/defaultdomain に記述) $ echo "sonic" > /etc/defaultdomain

トラブルシュート:domainnameが「(none)」と表示される

domainname(none) を返す場合、NISドメイン名が設定されていない状態です。
NISを使用しない環境では、これが正常な状態です。

NISを使う場合:上記の手順でdomainnameを設定し、NISクライアントの設定を行う
NISを使わない場合:(none) のままでも通常の運用に支障はない

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
NISドメイン名を確認する domainname
NISドメイン名を設定する(root権限) domainname NISドメイン名
DNSドメイン名を確認する hostname -d
ホスト名を確認する hostname

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として20年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。