こんな悩みを持っていませんか?
実は、GitHubのアカウントがあれば、ブラウザだけで本格的なLinux環境をすぐに使えます。その仕組みが GitHub Codespaces(コードスペース)です。インストール作業はゼロ。PCの性能も関係ありません。
この記事では、GitHub Codespacesを使ってLinuxコマンドを動かすまでの手順を、完全初心者向けにやさしく解説します。
この記事のポイント
・GitHubアカウントがあれば、ブラウザだけで本格的なLinux環境が使える
・インストール作業は不要。起動は数クリックで完了する
・ターミナルでLinuxの基本コマンドをそのまま実行できる
・無料枠で月60時間まで利用可能(2026年7月時点)
でも安心してください。プロのエンジニアはコマンドを暗記していません。
「現場で使える型」を効率よく使いこなしているだけです。
GitHub Codespacesとは何か?
GitHub Codespacesは、GitHubが提供するクラウド上の開発環境です。ひと言で表すと、「ブラウザの中にLinuxサーバーが丸ごと入っている」サービスです。ローカルのPCに何もインストールしなくても、GitHubにログインするだけで、本物のLinux環境(Ubuntu)がすぐに使えます。
Linuxを学ぶ上でよくある最初のハードルが「環境構築」です。WSL2のセットアップ、VPSの契約、仮想マシンのインストール……どれも初心者には敷居が高く感じられます。GitHub Codespacesはこのハードルをまるごとなくしてくれます。
GitHub Codespacesの特徴
・ブラウザだけで完結する(ChromeでもEdgeでもOK)
・PCがWindowsでもMacでも問題ない
・エディタはVS Code(入力補完あり)が標準で使える
・無料枠は月60時間(個人アカウントの場合)
・停止・削除してもGitHubのリポジトリにコードは残る
GitHub Codespacesを使い始める手順
アカウント作成からターミナル起動まで、4つのステップで進めます。動作確認環境: ubuntu-24.04(Codespacesのデフォルト)。1. GitHubアカウントを作成する
まだGitHubアカウントをお持ちでない方は、github.com にアクセスして無料アカウントを作成してください。メールアドレスがあれば3分ほどで完了します。すでにアカウントをお持ちの方は、このステップをスキップしてください。
2. 新しいリポジトリを作成する
Codespacesを起動するには、GitHubの「リポジトリ」が必要です。リポジトリとは、プロジェクトのファイルを入れておく箱のようなものです。GitHubの画面右上にある「+」ボタンをクリックし、「New repository」を選んでください。設定は次のとおりです。
・Repository name: 好きな名前でOK(例: linux-practice)
・Public / Private: どちらでも可
・Add a README file: チェックを入れておく
「Create repository」ボタンをクリックすれば完了です。
3. Codespacesを起動する
作成したリポジトリのページを開いてください。緑色の「Code」ボタンをクリックするとタブが表示されます。「Codespaces」タブを選び、「Create codespace on main」をクリックしてください。
初回起動は1分ほどかかります。起動が完了すると、VS Codeの画面がブラウザの中に表示されます。この時点で、あなたのPCのブラウザの中にUbuntu Linux環境が立ち上がっています。
4. ターミナルを開いてLinuxコマンドを実行する
VS Codeの画面が表示されたら、上部メニューの「Terminal」から「New Terminal」をクリックしてください。画面下部にターミナルが開きます。次のようなプロンプトが表示されれば準備完了です。
# prompt example (your-username / linux-practice are your actual values) @your-username :/workspaces/linux-practice (main) $
最初に覚えたい基本コマンド
ターミナルが開いたら、さっそく基本コマンドを動かしてみましょう。現在のディレクトリを確認する(pwd)
$ pwd /workspaces/linux-practice
$ ls README.md
$ mkdir testdir $ ls README.md testdir
$ echo "Hello Linux" > hello.txt $ cat hello.txt Hello Linux
$ uname -a Linux codespaces-abcd 6.1.0-1033-azure #33~22.04.1-Ubuntu SMP ... $ cat /etc/os-release | head -3 PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.2 LTS" NAME="Ubuntu" VERSION_ID="24.04"
コマンドをインストールする(apt)
Codespacesにはインストールされていないコマンドもあります。その場合はaptコマンドでインストールできます。注意点として、作業終了後は忘れずに「Stop Codespace」で停止してください。停止せずにブラウザを閉じると、無料枠の時間が消費され続けます。
# update package list before installing $ sudo apt update # install the tree command as an example $ sudo apt install -y tree $ tree . ├── README.md ├── hello.txt └── testdir
よくあるトラブルと対処法
「起動に時間がかかりすぎる」場合ブラウザをリロードすると解決することがあります。それでも進まない場合は、github.com/codespaces にアクセスし、起動中のCodespaceを一度停止してから再起動してください。
「ターミナルが開けない」場合
VS Codeのメニュー「Terminal」が見当たらない場合は、キーボードショートカット「Ctrl + ` 」(バッククォートキー)を試してください。
「無料枠の残時間が少ない」と表示される場合
Codespacesは使い終わったら必ず停止してください。ブラウザを閉じただけでは停止されません。画面右下の「Stop Codespace」ボタンをクリックするか、github.com/codespaces から停止操作を行ってください。
「command not found」が表示される場合
そのコマンドがインストールされていない状態です。sudo apt install -y [コマンド名] でインストールできます。コマンド名が不明な場合は、apt search [キーワード] で検索できます。
# search for a package by keyword $ apt search zip | head -5 # install zip command $ sudo apt install -y zip
本記事のまとめ
| やりたいこと | 操作・コマンド |
|---|---|
| Codespacesを起動する | リポジトリ >「Code」ボタン >「Codespaces」タブ >「Create codespace」 |
| ターミナルを開く | Terminal > New Terminal(または Ctrl + ` ) |
| コマンドをインストールする | sudo apt install -y [コマンド名] |
| Codespacesを停止する | 画面右下の「Stop Codespace」をクリック |
| Codespacesを削除する | github.com/codespaces から削除(リポジトリのコードは残る) |
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