宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
「rm コマンドで誤って大切なファイルを削除してしまった」
「削除の前に確認を求めるようにしたいが、方法がわからない」

Linuxのファイル削除は一度実行すると元に戻せません。そのため、削除前の確認は重要な習慣です。

この記事では、rm -i コマンドを使って確認しながらファイルを削除する方法を解説します。
-I オプションとの違い、エイリアス設定による自動化まで順番にまとめました。
【この記事でわかること】
・rm -i ファイル名 でファイルを削除する前に確認プロンプトが表示される
・rm -I は3ファイル以上または再帰削除時のみ確認するため、より実用的
・rm -r でディレクトリごと削除できる(要注意)
・alias rm='rm -i' で常に確認付き削除にできる

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rm コマンドで確認しながらファイルを削除する

1. デフォルトでは確認なしに削除される

rm コマンドはデフォルトで確認なしに削除します。
一度削除したファイルは基本的に復元できないため、注意が必要です。

[pakira@Dolphin pakira]$ ls -l rm_list.txt -rw-r--r-- 1 pakira pakira 28 Mar 5 10:31 rm_list.txt [pakira@Dolphin pakira]$ rm rm_list.txt [pakira@Dolphin pakira]$ ls -l rm_list.txt /bin/ls: rm_list.txt: そのようなファイルやディレクトリはありません # ↑確認なしで即座に削除されました

2. -i オプションで確認しながら削除する

rm -i を使うと、削除前に確認が求められます。

[pakira@Dolphin pakira]$ ls -l rm_list.txt -rw-r--r-- 1 pakira pakira 28 Mar 5 10:32 rm_list.txt [pakira@Dolphin pakira]$ rm -i rm_list.txt rm: remove regular file 'rm_list.txt'? y # ↑「y」と入力すると削除、「n」と入力するとキャンセルされます

3. -I オプション(大文字)でより実用的な確認を行う

-i はファイルごとに確認するため、多数のファイルを削除する場合は面倒です。
-I(大文字のアイ)は「3ファイル以上」または「再帰削除(-r)」時のみ確認します。

# 3ファイル以上削除しようとした場合のみ確認する [pakira@Dolphin ~]$ rm -I file1.txt file2.txt file3.txt rm: remove 3 arguments? y # ↑3ファイル以上の場合にまとめて確認します

ディレクトリを削除する(-r オプション)

ディレクトリとその中身を削除する場合は -r(再帰的)オプションが必要です。
必ず確認オプション(-i または -I)と組み合わせて使いましょう。

# ディレクトリを削除する前に確認する(-r と -i を組み合わせる) [pakira@Dolphin ~]$ rm -ri testdir/ rm: descend into directory 'testdir'? y rm: remove regular file 'testdir/file1.txt'? y rm: remove directory 'testdir'? y

エイリアスで常に確認付き削除にする

~/.bashrcalias rm='rm -i' を追加すると、常に確認付きの削除になります。

# ~/.bashrc にエイリアスを追加する echo "alias rm='rm -i'" >> ~/.bashrc # 設定を反映する source ~/.bashrc # 確認:alias が設定されているか確認する alias rm # alias rm='rm -i'

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
1ファイルずつ確認しながら削除する rm -i ファイル名
3ファイル以上の時だけ確認する rm -I ファイル名1 ファイル名2 ...
ディレクトリを確認しながら削除する rm -ri ディレクトリ名
確認付きをデフォルト設定にする ~/.bashrc に alias rm='rm -i' を追記
ファイル削除は「確認してから実行する」のが現場の鉄則です。
特に重要なファイルが含まれるディレクトリでの作業には、必ず -i-I オプションを使う習慣をつけましょう。

確認しながら削除する習慣が、取り返しのつかないミスを防ぐ

rm -iやrm -Iを状況に応じて使い分けられると、うっかり削除による重大事故を確実に防げます。
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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。