restoreコマンドでバックアップからファイルを復元する方法|dumpとの使い方も解説コマンド

宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
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「バックアップしたファイルをリストアしたいけど、restoreコマンドの使い方が分からない」「dumpでバックアップしたものはどうやって戻すのか」
Linuxの restore コマンドは、dump コマンドで作成したバックアップデータからファイルを復元するためのコマンドです。

この記事では、restore コマンドの基本的な使い方から、オプション、インタラクティブモードでの部分リストアまで解説します。

【この記事でわかること】
・restoreはdumpコマンドで作成したバックアップからリストアするコマンド
・-r で全体リストア、-x で指定ファイルのリストア、-t で一覧確認
・-i インタラクティブモードで必要なファイルだけを選択してリストアできる
・現代のLinuxではrsync/tarによるバックアップが主流だが、dump/restoreも知っておくと役立つ

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restoreコマンドとは?dumpとの関係を理解する

restore コマンドは、dump コマンドで作成したバックアップデータからファイルやディレクトリを復元するためのコマンドです。

dump はLinuxのファイルシステム(ext2/ext3/ext4)をブロック単位でバックアップするコマンドで、restore はその逆操作を担います。バックアップデータからの復元だけでなく、バックアップ内のファイル一覧確認にも使えます。

現代のLinux環境では rsynctar を使ったバックアップが主流ですが、古いシステムや dump を使用しているサーバーを管理する場面では、restore コマンドの知識が必要になります。

restore コマンドがインストールされていない場合は以下でインストールできます。

# RHEL/CentOS/Rocky Linux の場合 $ sudo dnf install dump # Debian/Ubuntu の場合 $ sudo apt install dump

基本的な使い方

1. バックアップ内のファイル一覧を確認する(-t)

リストアの前に、バックアップ内に何が入っているかを確認するには -t オプションを使います。

# バックアップの内容を表示する $ restore -t -f /backup/home_backup # テープデバイスからの場合 $ restore -t -f /dev/st0

-f オプションでバックアップファイル(またはデバイス)を指定します。

2. 全体をリストアする(-r)

バックアップから全ファイルを復元するには -r オプションを使います。リストア先のディレクトリに移動してから実行してください。

# リストア先ディレクトリに移動する $ cd /mnt/restore_target # バックアップから全ファイルをリストアする $ restore -r -f /backup/home_backup

3. 特定のファイルをリストアする(-x)

バックアップから特定のファイルだけを取り出すには -x オプションを使います。

# 特定のファイルをリストアする $ restore -x -f /backup/home_backup ./home/pakira/important.txt

4. インタラクティブモードで選択してリストアする(-i)

必要なファイルを選択しながらリストアするインタラクティブモードです。lsadddeleteextract などのサブコマンドが使えます。

# インタラクティブモードで起動する $ restore -i -f /backup/home_backup restore > ls # バックアップ内のファイル一覧を表示 restore > add ./home/pakira/important.txt # リストア対象に追加 restore > extract # リストアを実行 restore > quit # 終了

応用・実務Tips

restoreのオプション一覧

-t:バックアップ内のファイル一覧を表示する
-r:バックアップからすべてのファイルをリストアする
-x:指定したファイルをリストアする
-i:インタラクティブモードで起動する
-f:バックアップファイル(またはデバイス)を指定する
-v:処理中の詳細情報を表示する

dumpとrestoreのバックアップ・リストアの流れ

# 1. dumpでバックアップを作成する $ dump -0uf /backup/home_backup /home # 2. リストア先ディレクトリを作成して移動する $ mkdir /mnt/restore_target $ cd /mnt/restore_target # 3. restoreで全体をリストアする $ restore -rf /backup/home_backup

トラブルシュート・エラー対処

「restore: command not found」が出た場合

dump パッケージがインストールされていません。以下でインストールしてください。

# RHEL系 $ sudo dnf install dump # Debian/Ubuntu系 $ sudo apt install dump

「Permission denied」が出た場合

バックアップファイルやリストア先ディレクトリへのアクセス権限がありません。sudo を付けて実行するか、root権限で作業してください。

本記事のまとめ

やりたいこと コマンド
バックアップ内のファイル一覧を確認する restore -t -f バックアップファイル
全ファイルをリストアする restore -r -f バックアップファイル
特定のファイルをリストアする restore -x -f バックアップファイル ファイルパス
インタラクティブモードで起動する restore -i -f バックアップファイル
詳細を表示しながらリストアする restore -rv -f バックアップファイル

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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として20年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。