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プロセスは、タスクともよばれるLinux上で動作中のプログラムのことを指します。
例えば、あなたがシェルから実行したプログラムは、実行中はプロセスとしてLinux上で扱われ管理されます。
同じプログラムを続けて実行しても、プロセス上は別のものとして扱われます。
実際に、現在起動しているプロセスを確認するには「ps」コマンドを実行してみるといいでしょう。
下のように「ps ax」と入力してみてください。
# ps ax
PID TTY STAT TIME COMMAND
1 ? S 0:04 init
2 ? SW 0:00 [keventd]
3 ? SW 0:00 [kapm-idled]
4 ? SWN 0:00 [ksoftirqd_CPU0]
5 ? SW 0:08 [kswapd]
6 ? SW 0:00 [kreclaimd]
7 ? SW 0:00 [bdflush]
8 ? SW 0:00 [kupdated]
9 ? SW 0:00 [i2oevtd]
10 ? SW< 0:00 [mdrecoveryd]
48 ? SW 0:00 [khubd]
290 ? SW 0:00 [eth0]
388 ? S 0:00 /usr/sbin/apmd -p 10 -w 5 -W
440 ? S 0:00 syslogd -m 0
450 ? S 0:00 klogd
..................
「ps ax」と入力すると現在サーバー上で起動しているプロセスをすべて表示させることができます。
あなたのLinuxも上と同じような表示がされたのではないでしょうか?
これが、私たちが目に見ることができるプロセスです。
よくマルチタスクという言葉を聞くとおもいますが、これは複数のプロセス(プログラム)が
実行されている状態のことをいいます。
ですが、これは正確な表現ではありません。
厳密にはプログラムを複数実行させているように見せていると言った方がいいでしょう。
普通コンピュータのCPUは1台につき1つしかありません。
1つのCPUが処理できるプログラムも1つないのです。
では、どうやって複数のプログラムを処理しているかというと、
コンピュータは時分割方式(Time Sharing System)という方式をつかって、
複数のプログラムを高速に切り替えることにより同時に処理しているように見せているのです。
簡単にいうと、プログラムを時間単位で細かく区切って、少しずつCPUに割り当てて処理している。
ということになります。
もっと分かりやすく例えると、今あなたが勉強しているとします。
あなたがCPU、そして勉強教科がプロセスだとすると、数学を5分、科学を5分、社会を5分と勉強して
また数学を5分勉強するといったように、細かく時間を分割しながら勉強するといったことです。
コンピュータはこの動きを高速で行うため、まるで同時に処理させているかのようにみえるのです。
そして、これがマルチタスクです。
プロセス管理という言葉がありますが、これはプロセス同士がCPUや、
メモリを奪いあって混乱しないようにするための機能です。
Linuxはこの機能が強力なため、ここまで牢で安定度の高い人気のある
サーバーOSになったといっても良いでしょう。
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