Linuxのプロセス監視1


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プロセスとは、動作中のプログラムをオペレーティングシステムが管理する基本単位です。
プログラムを実行すると新しいプロセスが生成されます。

プロセスの処理時間は、長期、短期と様々で、サーバープログラムのように
長時間に渡って稼働するものや、コマンドのように一瞬で結果を出して終了するものもあります。

プログラムは普段ファイルとしてハードディスクに保存されていますが、
実行されると、そのプログラムはメモリ上に読み込まれ、CPUで実行できるようになります。
この状態のことをプロセスと言います。

現在実行されているプロセスを表示するには、psコマンドを使用します。

↓の例ではpsコマンドを実行したユーザー自身が
起動しているプロセスを表示しています。
-------------------------------
$ ps
PID TTY TIME CMD
2243 pts/0 00:00:00 bash
2438 pts/0 00:00:00 ps
-------------------------------

システム上で実行されているすべてのプロセスを表示する場合には、
axオプションか-eオプションを付けて実行します。

■オプション「ax」の結果
----------------------------------------------------------------------
$ ps ax
PID TTY STAT TIME COMMAND
1 ? Ss 0:01 /sbin/init
2 ? S 0:00 [kthreadd]
3 ? S 0:00 [migration/0]
4 ? S 0:00 [ksoftirqd/0]
5 ? S 0:00 [migration/0]

(中略)

1501 ? Sl 0:00 /sbin/rsyslogd -i /var/run/syslogd.pid -c 4
1543 ? Ss 0:00 rpcbind
1685 ? S 0:00 hald-runner
1716 ? S 0:00 /usr/libexec/hald-addon-rfkill-killswitch

(以下省略)
----------------------------------------------------------------------

■オプション「-e」の結果
----------------------------------------------------------------------
$ ps -e
PID TTY TIME CMD
1 ? 00:00:01 init
2 ? 00:00:00 kthreadd
3 ? 00:00:00 migration/0
4 ? 00:00:00 ksoftirqd/0
5 ? 00:00:00 migration/0

(中略)

1501 ? 00:00:00 rsyslogd
1543 ? 00:00:00 rpcbind
1685 ? 00:00:00 hald-runner
1716 ? 00:00:00 hald-addon-rfki

(以下省略)
----------------------------------------------------------------------

psコマンドはサーバーのサービスが正常に稼動しているかなどを監視する際、
よく使うコマンドになりますので覚えておくと良いでしょう。

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