Ubuntu 26.04でよくあるトラブル12選|起動しない・ネット繋がらない・GUI落ちる時の対処

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宮崎智広 この記事の監修:宮崎智広(Linux実務・教育歴20年以上・受講者3,100名超)
「Ubuntu 26.04 LTSをインストール、もしくはアップグレードした直後に、起動しなくなった、Wi-Fiが繋がらない、画面が真っ黒のまま動かない、という症状で詰まっている」
そんな状況で検索してたどり着いた方に向けて、よくあるトラブルを症状別に整理し、対処コマンドまで一気に解説します。

新しいOSは出たての頃に独特の地雷を踏みやすく、26.04も例外ではありません。私自身、検証用マシン3台に入れて回した中で、起動しない・ネットに繋がらない・GUIが落ちるといった症状を一通り経験しました。冷静に切り分ければ多くは10分から15分で復旧できますが、慌てて再インストールしてしまうと作業データを失うのがもったいないので、まずは本記事の対処を順に試してみてください。

この記事では、Ubuntu 26.04 LTSでよく報告されているトラブル12選を、症状→原因→対処コマンドのセットで解説します。Ubuntu 26.04 LTSの全体像を先に把握したい方は「Ubuntu 26.04 LTS 変更点まとめ」を、画面が黒くなる症状でWayland関連を疑っている方は「Ubuntu 26.04 LTSでXorgが終了——Wayland移行の現実と注意点」も併せて読んでおくと、根本原因の理解が早くなります。

この記事のポイント

・起動しない時はGRUBメニューでrecovery modeから入るのが第一手
・画面が黒い時はnomodesetかWayland→Xorg切替で大半は復旧する
・ネット繋がらない時はnmcli・netplan・dmesgの3点セットで切り分け
・容量不足はjournalctl --vacuumと古いカーネル削除で数GB空く


Ubuntu 26.04でよくあるトラブル12選|起動しない・ネット繋がらない・GUI落ちる時の対処
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1. 起動時にGRUBが出ない/出ても起動しない

電源を入れても画面が真っ黒のまま、もしくはGRUBメニューは出るのにOSが立ち上がらないケースです。私の検証では、3回に1回くらいの頻度で初回起動に詰まりました。

まずGRUBメニューが表示されるかを確認してください。通常はBIOS POST後の数秒で「Ubuntu」「Advanced options for Ubuntu」と並ぶ画面が出ます。出ない場合はShiftキー(BIOS)またはEscキー(UEFI)を押しながら起動するとメニューが強制表示されます。

recovery modeから入る手順

GRUBメニューで「Advanced options for Ubuntu」を選び、続いて「(recovery mode)」付きのカーネルを選びます。リカバリメニューが出たら以下を選択します。

fsck:ファイルシステムの破損チェック
root:rootシェルでの修復作業
resume:通常起動を再試行

rootシェルに入ると、fstabの記述ミスでマウント失敗していないか、apt系の中途半端な状態でパッケージが壊れていないかを確認できます。

# rootシェルに入った後、書き込み可能で再マウントする # mount -o remount,rw / # ファイルシステムをチェックする(必要なルートパーティションを指定) # fsck -y /dev/sda3 # 壊れたパッケージを修復する # dpkg --configure -a # apt -f install # 直近のエラーを確認する # journalctl -b -p err --no-pager | tail -30

「Failed to mount /boot/efi」が出る場合

UEFI環境でEFIパーティションが見つからずに止まるケースです。`/etc/fstab` のUUIDが古いまま、もしくはディスク交換後にUUIDが変わっているのが原因です。クローンしたVMイメージを別マシンで起動する時にも、同じ症状で止まることがあります。

recovery modeのrootシェルに入って、現在のEFIパーティションのUUIDとfstabに書かれているUUIDを照合してください。

# 現在のUUIDを確認する # blkid | grep -i efi /dev/sda1: UUID="A1B2-C3D4" TYPE="vfat" PARTLABEL="EFI System Partition" # fstabの該当行を確認する # cat /etc/fstab | grep efi # UUIDが食い違っていれば書き換える # vi /etc/fstab

2. インストール後に画面が黒いまま動かない

ログイン画面が出ない、もしくはログイン後に真っ黒で止まるパターンです。Ubuntu 26.04ではWaylandがデフォルトのディスプレイサーバーになり、相性問題が出やすくなりました。

まずCtrl+Alt+F3を押して仮想コンソールに切り替えてください。文字ベースのログイン画面が表示されれば、OS自体は生きていてGUI部分だけが死んでいる状態です。

nomodesetオプションで起動する

GRUBメニューで「e」キーを押すとカーネルパラメータの編集画面が出ます。`linux` から始まる行の `quiet splash` の後に `nomodeset` を追加してCtrl+Xで起動します。

これでGUIが立ち上がれば、グラフィックドライバとカーネルモードセッティングの相性問題が原因です。NVIDIAやAMDの独自ドライバを入れ直すか、`/etc/default/grub` で恒久的に追記します。

nomodesetはあくまで応急処置で、解像度が低くなったり外部モニタが認識しなくなる副作用があります。検証用マシンで一時的に使う分には問題ありませんが、長期運用するなら正しいドライバを入れたうえでこのオプションは外しておくのが筋です。

# GRUB設定を編集する $ sudo vi /etc/default/grub # 該当行を変更する GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash nomodeset" # 設定を反映する $ sudo update-grub

WaylandからXorgへ切り替える

ログイン画面までは出るが、ログイン直後に落ちるならWaylandが原因の可能性が高いです。ログイン画面でユーザー名を選んだ後、画面右下の歯車アイコンから「Ubuntu on Xorg」を選んで再ログインします。

それで安定するならGDMの設定でXorgを既定にできます。

# GDMの設定ファイルを編集する $ sudo vi /etc/gdm3/custom.conf # WaylandEnable=false のコメントを外す [daemon] WaylandEnable=false # GDMを再起動する(リモートで作業中なら次回再起動時に反映される) $ sudo systemctl restart gdm

WaylandとXorgの違いや、26.04でXorgが非推奨になった経緯は「Ubuntu 26.04 LTSでXorgが終了」の記事に詳しく書いています。

サスペンド復帰後に画面が戻らない

ノートPCのフタを閉じて開いた直後、もしくはスリープから復帰した直後、画面が真っ黒のままカーソルだけ点滅して操作できないケースです。Wayland環境のNVIDIA独自ドライバの組み合わせで、26.04でも報告が続いています。

まずCtrl+Alt+F3で仮想コンソールに切り替えてみてください。コンソールが映ればGUIだけが固まっています。`sudo systemctl restart gdm` でディスプレイマネージャを再起動すれば、未保存データは失いますがログイン画面まで戻れます。

恒久対策としては、サスペンド時にグラフィックドライバを安全にアンロード・再ロードする設定を入れます。

# サスペンド関連のログを確認する $ journalctl -b -u systemd-suspend --no-pager | tail -30 # NVIDIAドライバのサスペンド対応サービスを有効化する $ sudo systemctl enable nvidia-suspend.service $ sudo systemctl enable nvidia-resume.service $ sudo systemctl enable nvidia-hibernate.service # 暫定対処:サスペンド自体を無効化する(ノートPCではフタを閉じても寝ない) $ sudo systemctl mask sleep.target suspend.target hibernate.target hybrid-sleep.target

サスペンド無効化はバッテリー消費が増えるので、デスクトップや常時電源接続のノートPC向けの応急処置です。

3. Wi-Fi/有線LANが認識しない

ネットに繋がらない症状は、ハード認識・ドライバ・設定の3層に分けて切り分けます。

最初にやるのは「OSがNICを認識しているか」の確認です。

# 認識されているネットワークインターフェース一覧 $ ip link show 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN 2: enp0s3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP 3: wlp2s0: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN # PCIデバイスとしては見えているか $ lspci | grep -iE 'network|ethernet|wireless' 02:00.0 Network controller: Intel Corporation Wi-Fi 6 AX201 03:00.0 Ethernet controller: Realtek RTL8111/8168/8411 # カーネルがドライバを読み込めたか $ dmesg | grep -iE 'firmware|wifi|eth' | tail -20

`lspci` には出るのに `ip link` に出てこない場合はドライバ未ロード、`dmesg` に「firmware not found」が出ていればファームウェアの追加インストールが必要です。Intel系Wi-Fiなら `linux-firmware` パッケージ、Realtek系なら `firmware-realtek` パッケージを追加すると認識することが多いです。

ノートPCのWi-Fiが急に切れる症状は、省電力設定が悪さしているケースもあります。`/etc/NetworkManager/conf.d/default-wifi-powersave-on.conf` で `wifi.powersave = 2`(無効化)に変更すると改善することがあります。

nmcliでWi-Fi接続を試す

# Wi-FiデバイスがONか確認する $ nmcli radio wifi # OFFになっていれば有効化する $ nmcli radio wifi on # 周囲のSSID一覧を取得する $ nmcli device wifi list # 接続する $ nmcli device wifi connect "SSID名" password "パスワード"

有線LANをnetplanで固定IPにする

サーバー用途で固定IPにしたい場合は、netplanの設定ファイルを直接編集します。

# 設定ファイル一覧 $ ls /etc/netplan/ 01-network-manager-all.yaml # 固定IP設定の例 $ sudo vi /etc/netplan/01-netcfg.yaml network: version: 2 ethernets: enp0s3: dhcp4: false addresses: [192.168.1.45/24] routes: - to: default via: 192.168.1.1 nameservers: addresses: [1.1.1.1, 8.8.8.8] # 設定を反映する $ sudo netplan apply

netplanはYAML形式なので、インデントが半角スペース2個ずれただけでもエラーになります。`sudo netplan try` を使うと、120秒以内にCtrl+Cで戻せるテスト適用ができるので、リモート作業時はこちらが安全です。

4. 日本語入力が効かない

日本語ロケールにしたのに、半角/全角キーを押しても日本語入力モードに切り替わらないケースです。Ubuntu 26.04では入力メソッドフレームワークが `fcitx5` に移行しています。

# fcitx5本体とmozcをインストールする $ sudo apt update $ sudo apt install -y fcitx5 fcitx5-mozc fcitx5-config-qt # 入力メソッドをfcitx5に切り替える $ im-config -n fcitx5 # 設定を反映するため一度ログアウトして再ログインする

ログイン後、画面右上のキーボードアイコンから「設定」を開き、「入力メソッド」タブで「Mozc」を追加します。デフォルトの切り替えキーは `Ctrl+Space` ですが、`半角/全角` キーに変更したい場合はグローバル設定の「キーボード」タブで割り当てを編集します。

日本語入力できないトラブルでありがちなのは、ログアウトせずに設定だけ変更して「効かない」と判断するパターンです。設定変更後は必ず一度ログアウト・再ログインしてください。
Ubuntu 26.04でよくあるトラブル12選|起動しない・ネット繋がらない・GUI落ちる時の対処 - 解説1

5. snapパッケージが起動しない・遅い

UbuntuはFirefoxやChromiumなどの主要アプリをsnap形式で配布しています。便利な反面、初回起動が遅い・アイコンが出ない・サンドボックスでファイルにアクセスできないといった症状が出やすいです。

snapが起動しない時の確認手順

# snapd自体が動いているか $ systemctl status snapd # インストール済みsnap一覧 $ snap list # 該当アプリを手動起動してエラーを確認する $ firefox # snapのログを確認する $ sudo journalctl -u snapd -n 50 --no-pager

snapを諦めてaptに戻す(Firefoxの例)

snapのFirefoxが遅すぎて使えない、起動に10秒以上かかる、というケースは少なくありません。私の手元のSSDマシンでも、初回起動だけは8秒前後かかります。2回目以降はキャッシュが効いて速くなりますが、それでも体感的にはaptのほうが軽快です。aptのFirefoxに切り替える方法です。

# snap版Firefoxを削除する $ sudo snap remove firefox # Mozilla公式のPPAを追加する $ sudo add-apt-repository ppa:mozillateam/ppa # snap版を優先しないapt設定を追加する $ sudo vi /etc/apt/preferences.d/mozillateamppa Package: firefox* Pin: release o=LP-PPA-mozillateam Pin-Priority: 1001 # Firefoxをaptで再インストールする $ sudo apt update $ sudo apt install -y firefox

snapを完全に切るのは推奨しません。Ubuntu Coreの一部機能やセキュリティ更新の経路にもなっているので、個別アプリの差し替えにとどめるのが現実的です。

6. ディスク容量不足で動作がおかしい

`/` パーティションが満杯になると、ログインできなくなる・新規ファイルが作れない・apt updateが失敗するといった症状が出ます。20年以上サーバーを触ってきた経験では、サーバー停止の原因の上位3つに必ずディスク容量不足が入ります。

# 現在の使用状況 $ df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda3 49G 47G 1.5G 97% / # どのディレクトリが食っているか $ sudo du -sh /var/* 2>/dev/null | sort -h | tail -10 12G /var/log 8.5G /var/cache 6.2G /var/lib

journalctlのログを掃除する

systemd-journaldのログが10GBを超えていることはよくあります。

# 現在のジャーナルサイズ $ journalctl --disk-usage Archived and active journals take up 12.4G in the file system. # 30日より古いものを削除 $ sudo journalctl --vacuum-time=30d # 200MBに収まるまで削除 $ sudo journalctl --vacuum-size=200M

aptキャッシュと古いカーネルを掃除する

# aptのダウンロードキャッシュを削除 $ sudo apt clean # 不要パッケージと古いカーネルを自動削除 $ sudo apt autoremove --purge -y # 残っている古いカーネルを確認 $ dpkg --list | grep linux-image

古いカーネルは `/boot` パーティションを圧迫します。`/boot` が単独パーティションで作られている環境(インストール時に分けた場合)は、ここが満杯になるとカーネル更新が失敗するので、特に意識して掃除してください。

Dockerを使っている環境では `/var/lib/docker/` が肥大化していることもあります。`docker system prune -a` で未使用イメージとコンテナを一括削除すると、数十GB空くことも珍しくありません。本番ノードで実行する時は、稼働中以外のイメージも消えるので、必要なタグはバックアップしてから実行してください。

7. アップグレード後にsudoや特定コマンドが消えた時の復旧

24.04から26.04へ `do-release-upgrade` でアップグレードした直後、sudoが効かない・特定コマンドが見つからない・PATHが壊れる、といった症状が出ることがあります。

まず冷静に確認するのは、コマンドが本当に消えたのか、それとも単にPATHが通っていないのかです。

# 現在のPATH確認 $ echo $PATH /usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin # コマンドの実体を探す $ which sudo $ type sudo $ ls -l /usr/bin/sudo

sudoが消えた/壊れた場合の復旧

sudoが完全に動かない場合、recovery modeでrootシェルに入って再インストールします。

# recovery modeのrootシェルで実行 # mount -o remount,rw / # apt update # apt install --reinstall -y sudo # パッケージが壊れていれば修復 # dpkg --configure -a # apt -f install

PATHが壊れた場合の応急処置

ログインシェルに `/etc/skel/.bashrc` の不整合が残ってPATHが空に近い状態になることがあります。

# 一時的にフルパスでPATHを再設定する $ export PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin # .bashrcを点検する $ cat ~/.bashrc | grep PATH # 標準の.bashrcを再配置する $ cp /etc/skel/.bashrc ~/.bashrc.new $ diff ~/.bashrc ~/.bashrc.new

アップグレードで設定ファイル差分の選択を `[Y]`(メンテナのバージョンを使う)にしすぎると、自分でカスタマイズした設定が消えます。逆に `[N]`(自分のバージョンを保持)にしすぎると、新OS用の新しい設定が反映されません。差分が出るたびに `[D]` で内容を見て、必要なら手動マージするのが本来の正解です。

apt updateでGPG鍵エラー(NO_PUBKEY)が出る

アップグレード後や、サードパーティリポジトリを追加した直後に `apt update` を実行すると、`NO_PUBKEY ABCD1234EFGH5678` のようなGPG公開鍵エラーが出ることがあります。リポジトリの署名鍵が手元にないため、パッケージリストの正当性を検証できない状態です。

26.04では `apt-key add` が完全に廃止されたため、`/etc/apt/keyrings/` に鍵ファイルを置く新方式で対応します。

# エラーに表示された鍵ID(末尾8~16桁)を控える $ sudo apt update W: GPG error: ... NO_PUBKEY 871920D1991BC93C # 鍵をキーサーバーから取得して保存する $ sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings $ sudo gpg --no-default-keyring --keyring /etc/apt/keyrings/extra.gpg \ --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys 871920D1991BC93C # 該当のsources.listに signed-by= を追記する $ sudo vi /etc/apt/sources.list.d/該当リポジトリ.list deb [signed-by=/etc/apt/keyrings/extra.gpg] https://example.com/ubuntu noble main # 反映確認 $ sudo apt update

古い解説サイトに従って `apt-key add` を実行してもエラーになるか、警告だけ出て無効化されます。Docker・Microsoft・GoogleなどのサードパーティリポジトリはどれもこのKeyring方式に移行済みなので、各公式サイトの最新インストール手順を確認してください。
Ubuntu 26.04でよくあるトラブル12選|起動しない・ネット繋がらない・GUI落ちる時の対処 - まとめ

本記事のまとめ

症状 第一手の対処
起動しない・GRUBが出ない Shift/Esc連打でGRUB強制表示、recovery modeでfsck・dpkg修復
EFIパーティションマウント失敗 blkidでUUID確認、fstabの該当行を修正
画面が真っ黒で固まる GRUBで「e」→nomodeset追加、Ctrl+Alt+F3でCUI確認
ログイン直後に落ちる 歯車アイコンからUbuntu on Xorg選択、custom.confでWaylandEnable=false
サスペンド復帰後に画面が戻らない Ctrl+Alt+F3でCUI確認、nvidia-suspend.service有効化、暫定はsleep.target mask
Wi-Fi/有線LAN認識せず ip link・lspci・dmesgの3点で切り分け、nmcli/netplanで設定
日本語入力が効かない fcitx5+mozcインストール、im-config -n fcitx5、再ログイン必須
snapが遅い・起動しない journalctl -u snapdで原因確認、Firefoxはmozillateam PPAで代替
ディスク容量不足 journalctl --vacuum-time=30d、apt clean、autoremove --purge
sudoが消えた recovery modeでapt install --reinstall sudo
PATHが壊れた exportでフルパス再設定、/etc/skel/.bashrcと差分比較
apt updateでGPG鍵エラー(NO_PUBKEY) gpg --recv-keysで鍵取得、/etc/apt/keyrings/に保存、signed-by=で参照
Ubuntu 26.04のトラブルは、症状ごとに切り分け手順を持っておけば多くは10分から20分で復旧できます。慌てて再インストールするのは最後の手段です。

本記事のトラブルの大半は、サーバー初期設定をきちんと済ませておけば事前に防げるものです。インストール直後の安全な固め方は「Ubuntu 26.04 サーバー初期設定10項目|SSH・UFW・自動更新・タイムゾーンまで」にまとめているので、本記事と併せてどうぞ。

24.04から26.04にアップグレードする手前で、失敗した場合のリスクを事前にシミュレートしておきたい方は「Ubuntu 24.04から26.04へアップグレードする手順|do-release-upgrade失敗時の復旧方法も」の記事も近日公開予定です。本記事の最後に紹介したsudo消失・PATH破壊・GPG鍵エラーなどは、事前準備さえしておけば遭遇率が大幅に下がります。

20年以上Linuxサーバーの構築・運用を続けてきた中で、トラブル時に大事なのは「焦って再インストールせず、一段ずつ切り分ける」姿勢です。本記事の12個の症状と対処を一度通しで読んでおけば、いざ自分が踏んだ時に冷静に対応できるはずです。
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宮崎 智広

この記事を書いた人

宮崎 智広(みやざき ともひろ)

株式会社イーネットマーキュリー代表。現役のLinuxサーバー管理者として15年以上の実務経験を持ち、これまでに累計3,100名以上のエンジニアを指導してきたLinux教育のプロフェッショナル。「現場で本当に使える技術」を体系的に伝えることをモットーに、実践型のLinuxセミナーの開催や無料マニュアルの配布を通じてLinux人材の育成に取り組んでいる。

趣味は、キャンプにカメラ、トラウト釣り。好きな食べ物は、ラーメンにお酒。休肝日が作れない、酒量を減らせないのが悩み。最近、ドラマ「フライトエンジェル」を観て涙腺が崩壊しました。


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